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ここに文字を入力注意書き: 某4コママンガを参考にしています。詳細は文末に示します。 秋も深まり、山々はすっかり紅葉で覆われ、少し肌寒い風が吹き抜けていく。 そんな日々、市場で買い物を終え自宅へ向かう途中のこと、 獣道を歩く僕の前に一匹のゆっくりれいむが立ちはだかった。 高さ40cm余り、横幅は60cmにもなるかなり成長した個体のようだ。 この獣道、普段は殆ど人が通らない場所で、言ってみれば秘密の近道ってとこかな。 「ゆゆ!おにいさん?こっからさきはれいむのおうちだよ! とおるにはゆっくりつうこうりょうをはらっていってね!!!」 「通行料?具体的には何が欲しいのかな?」 「ゆ、ゆーん… れ、れいむにおいしいおはなさんをおいていってね!!!」 「なんだ…花か。ほれよ。」 「ゆゆゆ?むーしゃ、むーしゃ、しあわせー♪」 相手するのも面倒だったので、僕は買い物袋の中からハーブをれいむに差し出すと、 足早に先へ進もうとした。なぜか右足が重い。 「そ、そこからさきにはゆっくりすすまないでね!!! こ、これだけじゃつうこうりょうがたりないよ!ゆっくりはらっていってね!!!」 なんと右足にれいむがしがみついて来たのだ。 ゆっくりにしては珍しい行動だったので再び問いかける。 「今度は何が欲しいと言うのかね?」 「ゆ!? ゆーん… ゆっくりあまあまのおさとうをちょうだいね!!!」 「なんだ…砂糖か。ほれよ。」 「ゆぐっ…! むーしゃ、むーしゃ、しあわせー♪」 「じゃあ僕は先に進むからね。」 僕は買い物袋から角砂糖とカリン糖を十数個差し出し、この場を後にしようとした。 再び右足に荷重がかかる。 「そ、そこからさきにはゆっくりすすまないでね!!! ま、まだつうこうりょうがたりないよ!!!ゆっくりはらっていってね!!!」 いくらゆっくりとは言え欲張りな行動である。 「今度は一体何が欲しいと言うのかな?」 「ゆゆ!? ゆーんゆーん… れいむにゆっくりはちみつさんをちょうだいね!!! もしはちみつさんがないのならゆっくりひきかえしてね!!!」 「蜂蜜か…。ほれよ。」 「ゆゆゆ!?どおじておにいさんはちみつさんなんかもってるの!!!」 「れいむがくれっていったんだろ?」 「ゆぐっ…! むーじゃ、むーじゃ、じあわぜー!」 「今度こそ僕は先に進むからね。」 再び重くなる左足。何か他に理由があると言うのか…? 「ぞ、ぞごがらざぎにはゆっぐじずずまないでね!!! ま゙、まだまだづうごおりょおがたりないよ!!!ゆっぐじはらっでいっでね!!!」 「欲張りなれいむだね。今度は何が欲しいのかい?」 「ゆがっ・・!?ゆう・・・ゆーん・・・ れ、れいむにゆっくりあまあまなくりーむをちょうだいね!!! もしもっていないのならゆっくりひきかえしてね!!!」 「クリームか…。ほれよ。」 僕は買い物袋の中からコンデンスミルクを取り出すと、れいむの口に注ぎ込んでやった。 甘ければいい。細かいことはわからないだろう。 「ゆがっ!?どぼじでおに゙いざんぐぢーむなんがも゙っでるの!!!」 「れいむがちょうだいっていったんだろ?」 「ゆががっ…! むーじゃ、むーじゃ、じあ゙わ゙ぜーー!!!」 とは言いつつも両目からぼろぼろと大粒の涙をこぼしている。 気にせず先に進もうとすると 「だ、だべなんだがらね!!!ごのざぎにはゆっぐじずずまないでね!!! ゆっぐじひぎがえじでいっでね!!!」 またしても右足にしがみつくれいむ。食べ物が目的じゃないとすると、 この先には相当大事なものでもあるというのか? 「こっち行かないとお兄さんは帰れないんだけどなぁ?」 「ざ、ざぎにずずむならゆっぐじでいぶにづうごおりょおをはらっでいっでね!!!」 「でいぶのお遊びに付き合ってる暇なんか無いんだけどなぁ…。ゆっくりどいていってね!!!」 「ゆがっ!? でいぶにゆっぐじおでんじじゅーずをぢょおだいね!!! ないならゆっぐじひぎがえじでいっでね!!!」 「お兄さんのおうちにはオレンジジュースがたくさんあるよ? 通してくれたらでいぶに分けてあげてもいいけど?」 「や、やっぱりだべだよ!!!ゆっぐじひぎがえじでね!!!ゆっぐじひぎがえじでね!!! ごごがらはでいぶのおうぢだよ!!!ゆっぐじごっぢごな゙いでね!!!」 もう「でいぶ」に構うのも飽きたので、無視して歩みを進める。 すると前方の草むらの中、木の根元の穴から伸びるオレンジ色の塊が姿を現した。 ゆっくりの卵である。 握り拳よりやや小さいゼリー状の塊が蛇のように連なり、見えているだけでも数百は下らない。 恐らくは巣の中で卵を産みつけていたが収まりきらず、外まではみ出したってところだ。 一つ一つの形状は縦に長く昆虫の卵のようでもあり、長く長く連なる様子は蛙のそれを彷彿とさせる。 よく見ると内部に非常に小さいながらもゆっくりらしき姿が見て取れた。 「ははぁー…こういう訳だったのかぁ。」 「やべでね!ゆっぐじやべでね!!!でいぶのかわいいごどもにでをだざないでね!!!」 「ふーん…」 それだけ言うと僕は、卵の群れの一角に塩を振りかけ始めた。 浸透圧により見る見るうちに卵がしぼんでゆく。 「やべでえええええ!!!でいぶのおぢびぢゃんになにずるのおおおおおお!!! ゆっぐじやべでいっでね!!!ゆっぐじやべでえええええええ!!!」 れいむは卵の前に立ちはだかり、塩をこれ以上子供たちに浴びせまいと大きく口を広げた。 「ゆっぎゃあああ!!!でいぶのおめめがっ!いだいよ゙おおおおおおおおお!!! でいぶのおぐぢがぁああああああああ!!!ゆっぐじやべでえええええ!!!」 目や口などの粘膜に塩がかかるたび、れいむは悲痛な叫びを上げた。 体が大きめなだけあってその叫びも一段と大きい。余計に敵を呼び寄せてもおかしくはない。 「ほーら、今度はこっちだ。おいしいお塩をあげるからねー♪」 オレンジ色のゼリーは塩と触れると直ちに縮み始め、こげ茶色の塊へと変貌していく。 「やべで、やべでよおおおおおお!!! でいぶのおぢびちゃんはおじおなんでいだないぼおおおおおお!!!」 れいむは満身創痍ながら卵の前で塩を受けとめようと必死にかけずり回る。 「でいぶのおぐぢが、おぐぢがゆっぐじでぎないよ゙おおぉぉおおおおおお!!! おにいざんはゆっぐじやべでね、ゆっぐじやべでいっでね!!!」 両目から滝のように涙を流しているが、それでも諦めようとはしなかった。 ふと視界に蜂蜜色の物体が飛び込んだ。 近寄ってみると息を荒げるゆっくりありすであった。面白いことを思いついたぞ…! 「ゆふー、ゆふー、れいむのこえがきこえるわ!!!どこなのお? ありずがずっぎりざぜであげるよおおおおおおおお!!!」 「やぁやぁとかいはのありすちゃん。」 「ゆゆ?とかいはのありすはいまいそがしーのよぉ?おにいさんはてみじかによーをすませなさいよ?」 「そのれいむのとこにつれてってあげようとおもってさ。」 「ゆほっ!?べ、べつにありすはれいむのことなんてどおでもいいのよ? でもおにいさんがつれてってくれるっていうならのってあげてもいいわよ?」 ありすは顔を赤らめ涎を垂らしながら答える。その顔、本心がわかりやすく見て取れる。 僕ももちろんそのつもりだ。 ありすを抱きかかえ足早にれいむの元へと向かう。 「ゆっほおおおおおお!?れいむのかわいいたまごがたくさんあるわ!!! みてるだけですっきりしちゃうわあああああ!!!すっきりー♪」 ありすから放たれた乳白色の粘液に卵の一角が覆われていく。 「やべでええええ!!!すきなひとじゃないとあかちゃんのもとかけちゃだべえええええ!!!」 「ありすのためにこんなにたくさんよういしてくれたのね!!! れいむってつんでれねえええええ!!!」 「だべえええええ!!!れいむのだいすきなまりさじゃないとだべええええ!!! ゆっぐじやべでいっでね!ゆっぐじやべでええええええ!!!」 「そのまりさってのは、こいつの事かな?」 「ゆがっ!?ま゙、ま゙、ま゙り゙ざぁあああああぁああああ!!!」 数十分前のことだ。市場を後にし藪森へ歩みを進めようとした頃―― 「こっからはまりさのてりとりーなんだぜ!!!おにいさんはゆっくりあっちへいけだぜ!!!」 「ここをとおらないとお兄さんおうちに帰れないんだけどなあ?」 目の前にこれまた60cmもあろうかという大きなゆっくりまりさが立ちはだかった。 無視して先へ進もうとすると… どかっ! 尻に鈍い痛みが走る。まりさの体当たりだ。 重さも相当なため思わずよろけてしまう。 「まりさのたいあたりなのぜ!これにこりたらゆっくりむこうへいけなのぜ!!!」 まりさは僕の前に回り込んで自慢げに語りだす。 「ほぉおお? 向こうへ行かなかったらどうするのかなぁ?」 「ゆがっ!?と、とにかくこっからはすすませないだぜええええええ!」 まりさが再び体当たりを仕掛けてくる。 一歩横によけてみる。ゆっくりにしては速いがかすりもしない。 案の定まりさの勢いは止まらず向こう側の木に突進し、盛大に全身を打ち付ける。 「ゆがっ…!ゆ・・・ゆぐぅ・・・」 「おーい?いきてるかー?」 まりさは白目を向き天を仰いでいる。もっとも枝葉に覆われ空を拝むことはできないのだが。 「あーあ、見事に伸びちまったなぁ。しゃーない、持って帰ってやるとするか。」 僕は背負っていた篭にまりさを放り込み、その場を後にした。 「ゆ…ゆーん・・・ ゆゆっ!?ここはどこなのぜ?」 「ま、まりさ!?きがついたのね!!! みてみて!!!れいむね、いっぱいおちびちゃんうんだんだよおおおお!!!」 「れ、れいむううううう!!!よくがんばっただぜえええ!!!」 「でもこのありすとそのおにいさんがゆっくりできないんだよ!!!」 「ゆゆゆ!?ゆっくりできないおにいさんとありすはゆるさないのぜええええ!!!」 まりさは近くにいたありすに体当たりを仕掛ける。 発情ありすとはいえ体格差は歴然であり、放物線を描き地面に叩きつけられる。 「ああああっ!? まりさってとんだえすえむぷれいなんだからぁああああ!?」 程なくして気を失った。 「さっきはよくも、よくもおおおおおお!!! でいぶまでいじべで、ま゙り゙ざぼおゆるざな゙いのぜええええ!ゆっぐじじねええええぇぇええええ!!!」 再びまりさが僕に突進を仕掛ける。僕は手近にあった太い枝を拾い上げると、 一歩左に下がり野球の打者の要領で勢いよく振りぬいた。 「ゆべっ!? ゆびぶべぼばびぶべぼゆびゃぁああぁああああああああああぁぁぁぁ!!?」 真っ二つに裂かれたまりさは壮大な断末魔を上げると、物言わぬ餡子の塊と化した。 「ど、ど…、どぼじでごんな゙ごどずる゙の゙おおぉぉおおおおお!!?」 「いや…、どぼじでって言われてもなぁ…。れいむ達から仕掛けてきたんだろ?僕はそれに応じただけさ。」 「でいぶのおぢびぢゃんがえじでええええええ!!!ばでぃざをがえじでよおおおおおおぉおおおお!!!」 「卵ならまだ全滅しちゃいないだろーよ。」 「すきなひどにあがぢゃんのもどかげでもらわないとうま゙でないよ゙おおおぉおおぉおお!!! ゆっぐじがえじで、ばでぃざをがえじで、でいぶのあがぢゃん、がえじでよぉおおおおぉおおおおお!!!」 「んなこと言われてもなぁ…。」 「ど、どぼじで…、どぼじでな゙の゙ぉぉおおおおぉおおお!!! ばでぃざ・・・、あがぢゃん・・・、がえじで、がえじで… がえじでぇぇええええぇぇ・・・」 その大きな饅頭は、大粒の涙をぼろぼろとこぼし、悲痛と怒りの余り泣き叫んでいた。 溢れる涙は「彼女」の足元に水溜りを作り始めていた。 僕はただ家に帰りたかったがためにやっただけ。 道を邪魔をした挙句そんな剣幕で問い詰められても困るのだ。 絶望に打ちひしがれる「でいぶ」を目の前にして、僕はどうしていいかわからなかった。 「んほっ!?なみだによだれにぐっちょぐちょのれいむもかあいいのよぉおおおおお!!!」 「ゆがっ!?ゆっぐじごっぢにこないでね!ゆっぐじやべでね!!!」 途方に暮れているうちにありすが気を取り戻した。すぐさまれいむに一直線。何という見上げた根性・・・。 塩攻めにされ、愛するまりさを失ったショックを受け、泣き疲れたれいむにもはや策は残されていなかった。 ありすの為すがままになるしかない。 「んっほおおぉおおおぉおおお!ぐっちょぐちょのれいむぎもぢいよおおおおおお!!! あらてのろおしょんなのねえええええええ!!!すっきりー♪」 「やべでぇええええぇええ!ずっぎじー!」 「めをそむけなくていいのよおおおおおおお!!!れいむったらつんでれね!!! すっきりー♪」 「ゆっぐじやべで、ゆっぐじやべでね!!!ずっぎじー!」 「れいむのろおしょん、れいむのろおしょんあまじょっぱくておいしいいいいいいいいいい!!! もっとちょおだい、もっとちょおだいねええええええええええ!!!」 「でいぶおいじぐないぼおおおおおお!!!」 「ひていしなくていいのよ?れいむったらつんでれなんだからああああ!!!すっきりー♪」 「やだぼおおお、やだぼおおおおおおおお!!!すっぎじー!」 「もっと、もっとありすにあいをちょおだいねええええええ!!!」 「ゆっぐじやべでね!ゆっぐじ・・・ゆ・・・ゆっぐ・・・」 この状況を打破してくれたありすには感謝しなければならないのかも知れない。 そんな僕の内を余所に、ありすの勢いは止まることを知らなかった。 「れいむ?ねちゃったのぉおお?とかいはのありすのてくがきもちよすぎたのねええええ! うぶなれいむもかぁいいよぉおおおおおおお!!!」 れいむは気絶か、腹上死でもしたのか、とにかく動かなくなった。 いずれにせよその額からは緑色の突起が数多く現れ始めており、運命は決まったも同然である。 「あら…?たまごがたくさんあるじゃなあああい! ありすのためによおいしておいてくれたのねええええ!!!すっきりー♪ みてるだけですっきりしちゃったわ!!!すっきりー♪ れいむっておませさんなんだからああああああああ!!!すっきりー♪ ゆっほおおおおぉおおおおおおおお……」 この後どうなるかは想像に容易い。 夥しい数の卵を貪るうちにありすは干からび、万が一孵化できたとしても誰が育てると言うのだろうか。 冬が近いこの季節、子供たちだけで生き抜くには絶望的である。 オレンジ色の卵達が徐々に乳白色に染まっていくのを見届けていた僕は、 追われる様にして我が家への道を急いだ---- 終われ その後...塩がかからずにありすの精子餡を受けたたまごたちは、「ゆっくりしていってね!」という声で生まれてきたが、そこには朽ち果てたありすとれいむがいたこの子達がこの後どうなるかは一目瞭然だろう。加工所にみつかり研究され尽くされるか、餓死するか、死ぬのも生ぬるい地獄を虐待鬼威山に見せられるかだろう愛でおにいさんに見つかろうとも、 親のいないゆん生を歩むには難しいだろう ほんとに終わり Ref. 1) 東方アクロバティカより ttp //flat-racing.sakura.ne.jp/oretoumi/hp/touhou44.jpg あとがき 昆虫型と名付けたのは、蛙のように外側が粘膜で覆われていないためです。 交尾してなくても卵生むの? 充分に成長し時期が来たら大量の卵を産みます。 それでいて本体は交尾するとにんっしんしてしまうという破天荒な設定です。 by まりさつむりの人 他に書いたもの ゆっくりいじめ系800-802 まりさつむりの記憶 ゆっくりいじめ系854 ゆっくりバイブレーション1 アリス×ゆっくり系16 アリスのゆっくり水爆弾 白玉楼×ゆっくり系5 みょんとの出会い ゆっくりいじめ系932 愛しのありす ゆっくりいじめ系1024 嘘つき少女の悲劇 このSSに感想を付ける
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ここはみんなのおうち宣言 6KB 困ったことに虐成分はありません。 虐待ばかりだと心がすさんでくるもんで、やっつけの愛でSSで回復を図ります。 『ここはみんなのおうち宣言』 D.O 「ここはまりさたちのおうちだぜ!ゆっくりしていってね!」 まりさは森からやってきた生粋の野生ゆっくりだ。 残念なことに、最近寒くなってきたためか、 群れのゆっくりプレイスが食糧不足となってしまったため森から出てきた。 ちなみにここは、4LDK新築の、人間さんのおうち。 おうち宣言を許してしまっていることからわかるように、留守中である。 「ゆーん、まりさ。ひろくてすてきなおうちだね! おちびちゃんたちもゆっくりうまれてくれるね!」 「まりさにかかったらこんなもんなんだぜ!ゆっくりできるのぜ!」 まりさが割った窓ガラスの穴から、モソモソと侵入してきたのはゆっくりれいむ。 秋も終わり、季節は冬に入ったというのに、見事に膨らんだれいむのぽんぽんは、 彼女たちが無計画にすっきり―した証である。 だが、れいむもまりさも新しい命の誕生を間近に控えて、ゆっくりと喜んでいた。 「ゆぅん。あたらしいおうちはゆっくりできるね。」 「とってもあったかいんだぜ。 でも、おちびちゃんのためには、ごはんが「うーい、ただいまっと。まぁ誰もいねえけどねぇ。」ゆ?」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「なんでにんげんさんがいるのぜぇ。」 「ゆあーん。まりさぁ、こわいよぉぉぉおおお。」 「うおっ!窓が割れてやがる!おいおい、泥棒かよ。それともゆっくりか?」 「ゆっ!ちがうんだぜ!とうめいなかべさんは、かぜさんがとばしたいしさんがあたってわれたのぜ!」 「あぁ、そうかぁ。運ねえなあ、俺。足りねえのは女運だけで十分だってのに。」 「ゆぅ。なんとかごまかせたんだぜ。でも、このおうちは、にんげんさんもすんでるみたいなのぜ。」 「ゆがーん!にんげんさんはゆっくりできないよ。はやくにげようよ。」 「・・・だいじょうぶなんだぜ。おうちはとってもひろいのぜ。 このおにーさんひとりなら、かくれてここにすめるんだぜ。おそとはさむくてゆっくりできないから、もうおうちさがしはできないんだぜ。」 「ゆーん。だいじょうぶなの?」 「まりさにまかせるんだぜ!」 「おにーさん!ききたいことがあるんだぜ!」 「んぁ、何だ?」 「おにーさんは、ここにひとりですんでるかだぜ?」 「残念なことに一人だよ。当分結婚・・・ずっとゆっくりする相手はいないな。」 「よかったんだぜ。これなら、おにーさんにみつからずにせいかつできるんだぜ!」 「ゆぅ、しんぱいだよぉ。」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− れいむとまりさは、危険な人間さんのいるリビングを離れ、1階北側の部屋の押入れに住むことにした。 やはり、このおうち全体は広すぎて落ち着かないのだ。 木の洞やら小動物の巣穴跡に住むゆっくりに、人間さんのおうちなど、宝の持ち腐れである。 「ゆーし!まずはれいむとおちびちゃんのためにおふとんをつくるのぜ!」 「タオル・・・ふわふわさんならそっちのかごに入ってるぞ。」 「ゆっくりりかいしたのぜ!ゆゆっ、すごいのぜ!おふとんにぴったりなのぜ!」 「さすがれいむのまりさだね!おふとんさんすっごくゆっくりしてるよ!」 「ゆーん。ゆ・・・、まりさもぽんぽんがすいたのぜ。ゆっくりごはんにするのぜ!」 「でも、ごはんさんがみつからないからここまできたんだよ?もうれいむたち、ごはんさんないよ。」 「まりさにまかせるのぜ!」 人間さんは、絵が動く箱さんを見ながら、せんべいをむーしゃむーしゃしていた。 「ゆっ!おいしそうだぜ!おにーさん、ゆっくりできるのぜ?」 「ん?ああ、せんべいはゆっくり出来るな。」 「ゆーし!おにーさんにばれないようにゆっくりいただくよ!そろーり!!そろーり!!」 まりさの命をかけた狩りの成果は、せんべい3枚。 その味は、森で食べたどんな草さんや虫さんよりもゆっくりしていた。 「まりさはかりのてんさいだね!」 「おばかなにんげんさんからいただいてきたんだぜ!これならおちびちゃんもゆっくりさせれるのぜ!」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 数日後、ついにれいむは産気づいた。 「う゜は゜れ゜る゜う゜う゜う゜!!!」 「ゆああああぁぁぁぁぁああああ!!!どどどどどうしよどうしよどうしよっっっ!! れいむののあがぢゃんがうまれるよおおぉぉぉおおおお!!!」 「赤ちゃんが生まれてくるんだからしっかり受け止めてあげなきゃ駄目だろ。」 「ゆ゜っゆ゜っゆ゜ーっ!ゆ゜っゆ゜っゆ゜ーっ!」 「ほらほら、れいむは冷静にゆマーズ法でがんばってるんだから・・・」 「ゆあああ!!!おかおがみえでぎだよおおおぉぉぉおおお!!!ゆうううーーー!!!ゆぎひぃ・・・。」 「れいむの周りで目ぇ回しててもしょうがないだろ。 おちびちゃんが飛び出してくるんだから、このクッションでしっかり受け止めてやれ。」 「あ゜か゜ち゜ゃ゜ん゜う゜は゜れ゜る゜う゜う゜う!!!」 「ゆーーーーっ!!!ゆげぇ・・・。」 「あ、気絶した。」 すぽーーーん。「ほい、キャッチ。赤ちゃんまりさだ。返すぞー、れいむ。」 「ゆっくちしちぇっちぇにぇ!!!」 「ゆーん。ゆっくりしていってね!ゆっくりしたおちびちゃんだよぉ。 おにーさんもゆっくりできたらおちびちゃんにあまあまちょうだいね!」 「ちょーらいにぇ!!!」 「あまあまはねぇから、この花でも食っとけ。さて、DVDの続き見よ。」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 春。 この家で生まれた赤ゆもすっかり成体となり、巣立ちの時を迎えた。 「おとーさん、おかーさん。まりさはゆっくりいくよ!」 「ゆーん。おちびちゃんのせいちょうはうれしいけど、やっぱりさびしくなるのぜ。」 「おちびちゃん。ゆっくりおうちとかわいいけっこんっあいてがみつかったら、おかーさんにもしょーかいしてね!」 「ゆっ!それじゃ、ゆっくりさよならだよ!おとーさん、おかーさん、おにーさん、ゆっくりいってきます!!!」 「「ゆっくりしていってね!!!」」 「おうっ、またな。」 「「・・・なんでにんげんさんにみつかってるのぉぉぉおおおお!!!」」 「今さら?」 作成時間20分。 シリーズ物・読者リクエスト物については、書いてて楽しいかわりに結構頭を使います。 こういうのもたまには書かないと、ガス抜きにならないんですよ。ニーズはないと思うけど。 あと、お気づきだと思いますが、私は虐待設定・愛で派です。 ゆっくりを虐待したり、虐殺したりなんてとてもできません。 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 132 俺の嫁ゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 137 真夏はゆっくりできるね ふたば系ゆっくりいじめ 139 ゆっくりのみるゆめ ふたば系ゆっくりいじめ 142 ゆうかりんのご奉仕授業 ふたば系ゆっくりいじめ 146 雨さんはゆっくりしてるね D.Oの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 作者さんと同感 -- 2021-08-18 11 36 43 虐待も好きだがこれもいいな気休めになったぞ。 -- 2018-07-16 17 45 56 自分としてはゆ虐作品中の箸休め的な作品として大いに需要ありだわ ほのぼのした -- 2016-07-27 09 21 49 虐待設定が強すぎてただのいじめssになってない? -- 2014-11-19 01 57 33 期待したオレは一体... -- 2014-08-18 03 00 53 アホかwwww ほっこりしたわwwww -- 2014-07-30 22 36 16 ゆっくりはバカだがそこがいい -- 2014-06-28 10 02 28 ゆっくりは死ねばいい。 愛など必要ない。 ゆっくりなんてただのストレス発散のための ものだろ。 -- 2014-06-13 22 05 53 オチで吹いたwwww -- 2014-06-05 16 13 33 D,Oさんはゆっくりできるね -- 2014-02-12 12 10 30 ↓×10 俺はToらぶる見ようとおもって青エクよんじまう(立ち読みSQ) -- 2014-01-19 21 13 32 20分でこれとは…さすがD. O だ!!そこに痺れるゥ!!憧れるゥ!! -- 2014-01-19 21 10 57 ↓×8 同感 -- 2013-10-08 22 30 43 たまにはこういう愛でもいいね ゆっくりしたよ! -- 2013-07-17 12 32 03 全くゆっくりできないよ! -- 2013-07-08 21 41 43 今さら?w/w -- 2013-04-29 11 27 28 ふつうにほのぼのけいできつねにつままれたきぶんだぜ・・・ でもわるいきぶんじゃないのぜ -- 2012-10-03 00 34 18 ゆマーズ法wwwwww -- 2012-07-07 21 14 04 ↓↓同感。デスノートの本編読まずに最後の4コマ読んだ。なんであれ続かなかったんだろうか・・・ -- 2012-01-28 22 34 26 なんか…ゆ虐じゃないこーゆーほうがいいかも -- 2012-01-23 08 20 51
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「ふたば系ゆっくりいじめ 1196 必然の死/コメントログ」 足にあいた穴から入ってきた野菜ジュースをなんで口で飲むの? -- 2010-09-04 11 21 24 理論的で良いお姉さんだ。格好いい、痺れるね -- 2011-01-04 21 25 36 レイ×マリざまあww -- 2012-02-07 21 10 30 ↓↓↓足から口内まで直結したんだろ -- 2013-07-18 00 08 14 天然の友達の冷静の従姉妹のタンクトップの友達のハサミって感じか -- 2014-03-03 02 19 25
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「ふたば系ゆっくりいじめ 381 ゆっくり処理法/コメントログ」 ゆっくりが持ち込んだ泥とかはどうなるんだろう。 この話は下水だったけど、上水の業者さんは大変だろうな。 -- 2010-07-17 20 02 41 読みづらい… -- 2010-11-08 17 51 28 ↓別にそうは思わないけどな、これくらいでそう思うなら見ない方が良いと思う -- 2013-01-21 07 46 25
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「ふたば系ゆっくりいじめ 983 お話しゆっくり 前編/コメントログ」 ヒャッハー!!ゲスは惨殺ダー!!! -- 2012-04-21 12 43 08 スクールデイズだっけ? -- 2016-03-29 04 14 36
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「ふたば系ゆっくりいじめ 358 久城学園の番人/コメントログ」 実にいいぞー!! -- 2010-11-14 14 38 40 めーりんはゲスになかなかならないからいいですね^^ -- 2012-01-02 18 21 03 めーりんはかわいいなあ -- 2013-02-04 02 53 45
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「ふたば系ゆっくりいじめ 1299 ダーイスンスーン/コメントログ」 つまんねえ・・・。 -- 2010-06-21 23 01 26 ↓同意 -- 2012-04-05 21 53 36 ↓同意 -- 2012-08-17 23 27 53 一応元ネタとなったゲームがあるんだが… そのゲームでのあるあるネタみたいなものだから知らないとつまらないか -- 2012-10-30 14 40 38 (T)〈貴公… -- 2013-09-12 03 10 07
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「ふたば系ゆっくりいじめ 1269 ゆっくり種7/コメントログ」 非常に続きが楽しみです -- 2011-12-30 16 49 52 続き楽しみにしてますよ 頑張ってくださいo(^^)o -- 2012-08-30 12 30 47 とってもゆっくりしたSSさんだね!つづきをゆっくりまつよ! -- 2012-11-24 14 02 40
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もりのけんじゃのひさく 9KB *駄文です。何故書いた、私。 *自滅系。 *まむまむ描写があります。 *ゆっくりの中でも賢いゆっくりは漢字を使います。 *それでも良い方は読んでくださいませ。 『もりのけんじゃのひさく』 ある村のはずれ。小高い丘の上に、一匹のぱちゅりーがいました。 眉間にしわを寄せ、何か悩んでいるようです。 「むきゅん・・・どうすればあのおやさいさんをたべられるのかしら・・・?」 先ほどからぱちゅりーが見ていたもの。それは村の畑でした。 そこには色とりどりの野菜がたくさん実っています。 ゆっくりにとって、そこはこれ以上ないほどのゆっくりプレイス。 お野菜さん食べ放題の楽園に見えました。 しかし、そこにたどり着けるゆっくりはごくわずか。 (といっても生きて巣に野菜を持ち帰ったゆっくりは0でしたが) 人間は馬鹿ではありません。 何度かゆっくりの被害に遭うたびに畑には色々な工夫がされていきました。 そのかいあって、最近では野菜の被害はほとんど出ていません。 まず、ゆっくりの侵入そのものを防ぐための強固な柵と罠。 そして、それが突破された際の保険として、畑の中心まで食い荒らされないように、 畑の外縁にはゆっくりにとって毒となる唐辛子が植えてあります。 今では畑は(ゆっくり達にとって)難攻不落の要塞であり、 理想郷(ゆっくりプレイス的な意味で)なのです。 ゆっくりたちは困ってしまいました。 「おやさいさんをにんげんさんがひとりじめしちゃったんだぜ!」 「さいきんはあまりごはんがないのに!とかいはじゃないわね!!」 「にんげんさんはゆっくりできないね!あとあまあまちょうだいね!」 「「そうだ!どすならなんとかしてくれるよ!」」 どすは困ってしまいました。 「お野菜さんは人間さんが育ててるんだよ?勝手にはえてこないよ?」 「ご飯がないのは勝手にすっきりして赤ちゃんをたくさん産んじゃったからでしょ!?」 「馬鹿れいむの方が人間さんよりゆっくりできないよ・・・」 「そうだ!森の賢者(笑)、ぱちゅりーならなんとかしてくれるよ!」 「「「ぱちゅりー!!なんとかしてね!!!」」」 「むきゅーーーーーーーーーん!!!??」(ゴパァ!)←クリームを吐いた音 森の賢者(笑)のぱちゅりーは慌てました。 しかし同時に感動もしていました。 いつも、「くちうるさいゆっくり」と言われ、どちらかというと嫌われゆだったぱちゅりー。 しかし今は群れのみんなだけでなく、ドスにまで頼られたのです。 「む、むきゅん! まかせなさい! ぱちゅりーがおやさいさんをてにいれるひさくをみんなにさずけてあげるわ!!!!」 「「さすがぱちゅりー!!もりのけんじゃだね!!」」 「何言ってるのーーー!!? そんなごどじだら人間ざんに殺ざれじゃうでじょーーー!!?」 そして、ぱちゅりーはその秘策を考えるために丘の上までやってきたのでした。 何かドスが言っていた気がしますが、調子にのったぱちゅりーには聞こえていませんでした。 「むきゅん・・・やっぱりあのさくさんがじゃまね。 あれさえなければおやさいさんはかんたんにてにはいるわ!」 ぱちゅりーの頭の中で徐々に作戦ができあがっていきます。 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・むきゅん!ひらめいたわ! やっぱりぱちゅりーったらもりのけんじゃね!!! むきゅきゅきゅきゅ(笑)」 その瞬間、確かにぱちゅりーの頭の上に「む?ん!」の文字が見えたのでした。 次の日。 ゆっくり達は昨日ぱちゅりーがいた丘の上に集まっていました。 心配そうなドスの姿も見えます。 「もりのけんじゃ、ぱちゅりー!!! ひさくさんをちょうだいね!!」 「むきゅきゅきゅきゅ、あわてないのよ! ・・・こほん、それではひさくをさずけるわ!! どす!! こっちにきてね!」 「ゆぅ? ぱちゅりー、いったい何を・・・」 「・・・・・パチェサン!!」←かけ声 「ぐぼぅ!!!」 なんということでしょう。 ぱちゅりーは賢者(笑)のくせにその無駄に鍛えられた髪を使い、 ドスの長い間使われていないまむまむをくぱぁ、と開いたのです。 「「ぱ、ぱちゅりーーーーーー!!!???」」 「んほーーーー!!むしゅうせいだわ!!」 「むきゅん!だいじょうぶよ! これがひさくよ! さ! いちばんにおやさいさんをたべたいのはだれ!?」 ぱちゅりーが群れのみんなに問いかけますが、みんな動きません。 ドスもショックが大きかったのか目を白黒させています。 あたりまえです。 秘策を授けると言いながらもぱちゅりーのしたことは ドスのまむまむをくぱぁしただけ。 これのどこが秘策なのでしょう? 「ぱ、ぱちゅりー、ちゃ、ちゃんとせつめいするんだぜ!」 「むきゅん?」(ぎらり)←血走った目が光った音 「ゆびぃ!? ぱ、ぱちゅりーさん!おばかなまりさにせつめいしてください!おねがいします!」 「むきゅん・・・しかたないわね」 ぱちゅりーの説明はこうでした。 ゆっくりの胎生出産は、体内の赤ゆをまるで射出するように出産します。 その飛距離はうまく飛ばせばゆっくりが飛び跳ねる距離よりも長いのです。 「ゆぅ、それはわかるんだぜ、ぱちゅりー・・・でもどすにあかちゃんはいないのぜ?」 「むきゅ、そんなのしってるわよ ここからはせつめいするよりじっさいにやったほうがいいわ ・・・れいむ、こっちにたちなさい」 「ゆぅ? ここ?」 「そう、そこでいいわ・・・・・・パチュサン!!」←かけ声 「ゆびぃ!」 「ゆふん(ハート)」 なんとぱちゅりーはれいむをドスのまむまむに挿入してしまいました。 「「ぱ、ぱちゅりー!!!??」」 「・・・・・・・いいなぁ・・・とかいはだわ・・・」 「さ! どす! いまはいったれいむをしゅっさんしてね!!」 「ゆっ!? ゆっ!? ゆっ!?・・・ゆっゆっゆ・・・ゆーーーーーーーーー!!!!!」 ボンっ!!! 「ゆぅーーーーーーーーーーーーーーーん!!おそらをとんでるみたいーーーーーーー!!!」 なんとういことでしょう。 どすのまむまむに挿入されたれいむがまむまむから空高く撃ち出され、 そのまま放物線を描き、柵の向こうに消えたではありませんか。 「「す、すごーーーーーーーーーーーい!!」」 「しゅっさんぷれい・・・!とかいはだわ!」 「これがひさくよ!! こうやってさくをこえて、なかからおやさいをとってくるのよ! それだけじゃないわ! さくのなかにはいったゆっくりときょうりょくしてそとからせめこめば にんげんさんをはさみうちにしてあのむらをわたしたちのゆっくりぷれいすにできるのよ!!!」 「「ゆぅーーーーーーーーー!!??」」 群れのゆっくりは驚きました。 お野菜さんだけではなく、あの村も手に入れられる。 ぱりゅりーはそこまで考えていたのです。 「「さすがぱちゅりーーー!!もりのけんじゃ!!」」 群れのみんなは喜びました。 そうと決まればあとは行動するだけです。 「ゆひー、ゆひー、ゆひー・・・」 「さ、どす。どんどんいくわよ!!!」 「やべでーーー!!もう挿入(い)れないでーーーー!!!堪忍してぇーーー!!」 「むきゅん!そのうちよくなるわ!! いやよいやよもすきのうちよ!!」 「ゆぅ・・・ぬめぬめするんだぜ・・・」 「あふん!!」 ボンっ!!! 「つぎはちぇんだよ~!わかってね~!!」 「駄目なのに!!」 ボンっ!!! 「れいむはしんぐるまざーなんだよ!あかちゃんといっしょにいくよ!」 「「いきゅよ!!」」 「感じ!!」 ボンっ!!! 「あぁ・・・これが、どすの、まりさの!なかなのねぇえええええ!!」 「ちゃう!!」 ボンっ!!! 「あったかいなり・・・」 「へう゛んじょうたい!!」 ボンっ!!! 「むきゅん、こんなもんかしらね」 「ゆ・・・ゆふふふふ・・・ドス・・・汚されちゃったよ・・・・」 丘の上には半数くらいになった群れのゆっくりと真っ白になったドス。 「さぁ、みんな! けいかくのだい2だんかいよ! むらをせめるのよ!!」 「「「ゆっゆっおーーーー!!!!」」」 ぱちゅりーの号令のもと、雄叫びを上げながら村に跳ねていくゆっくり達。 その頭の中には、ゆっくりとした未来しかありませんでした。 「ゆぎゃあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」 「ゆべぇ!!!??」 「どがいばーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」 「む、むきゅん!!!???」 ぱちゅりーは目の前の光景が信じられませんでした。 群れのみんなが、人間さんに潰されているのです。 人間さんはなぜか、全身餡子まみれでした。 中には数人、カスタードまみれだったり、チョコまみれだったり。 「てめぇら! これ! は! なんの! いやがらせ! だ!」 「頭に当たって、首が痛ぇだろうが!!!」 (むきゅん!!?? なんで!? さっきうちだしたゆっくりたちはどうしたの!!??) ぱちゅりーは気づきませんでしたが、 よく見れば村の中には丸い餡子だまりや、カスタードだまりがありました。 それはまるで餡子の入った袋を高いところから落とした炸裂させたような・・・。 「「ひゃっっはーーーーーーーーーーーーーーー!!! 皆殺しだー!!!」」 「ぱちゅりーーーー!! だずげでねーーーーーーーーーーー!!!」 「ど、どす!! なにしてるの!? どすすぱーくをうつのよ!!」 ぱちゅりーは後ろを振り返りますが、そこにドスはいません。 ドスは汚されたショックで、まだ丘の上で放心状態だったのです。 「むきゅーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!???????」 ぐしゃり ぱちゅりーの秘策。 その最大の欠点はぱちゅりーが着地のことを全く考えていなかったことでしょう。 運良く着地に成功したゆっくりも、 真っ先に畑に植えられている唐辛子を食べてしまい永遠にゆっくりしていたり、 他のゆっくりが炸裂する音で外に出てきた人間さんに潰されたりしていました。 まぁ、仮にすべてのゆっくり達が着地に成功したとしても ゆっくりが人間さんにかなうはずがありません。 結果はどちらも同じだったでしょう。 ゆっくり達の未来は全滅以外なかったのです。 こうして、馬鹿なゆっくり達が減った群れは 心とまむまむに傷を負ったドスの元、無事に冬を越すことができたのでした。 めでたしめでたし。 *最後まで読んでいただきありがとうございました。 *すいませんすいません。最悪のネタチョイスかも・・・。 *ありすはふりーだむでかわいいなぁ・・・ *てんたくるさんとか書きたいなぁ・・・ *今まで書いた物* 『ふたば系ゆっくりいじめ 272 おねぇさんのゆっくりプレイス』 『ふたば系ゆっくりいじめ 289 詰める』 『ふたば系ゆっくりいじめ 290 れっつびぎん』 『ふたば系ゆっくりいじめ 307 ぱぺっとショウ』 『ふたば系ゆっくりいじめ 313 おねぇさんのゆっくりプレイス・2』 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 畑被害と言っても、実際ゆっくりが食べられる野菜って、トマトやキュウリとかだろうな~ 根菜は掘らないとダメだし、ツル植物の野菜は分厚い皮で覆われているし。 -- 2018-01-16 18 42 24 ↓たいゆっくりならそれなりに強そうだが諸刃の剣すぎる・・・ -- 2016-07-22 15 13 29 ゆっくり大砲 ドスのまむまむによってゆっくりをうちだしドススパークに続く第2の遠距離攻撃を可能にした 着弾時にゆっくりは破裂、体力を失う同時にドスの精神と気力も削る 威力は皆無といっていい開発者は馬鹿ゆっくりパチュリー -- 2012-07-08 16 44 31 森の賢者(笑)wwwwww -- 2012-03-24 12 22 58 ぱちゅリーだけは家にくれば可愛がってやるのに。 もちろん性格矯正した上で。 -- 2011-11-12 06 26 43 さwすwがwぱwちwゅwりw-www -- 2011-11-02 23 19 27 どすは許されたのかww さすがの虐待お兄さんも気の毒がって襲わなかったのかなー? 賢いゆっくりが残って良かったね。めでたしめでたし -- 2010-10-04 20 26 05 ゆん斗ゆっくり砲弾! -- 2010-07-31 23 10 04 空高く撃ち出され でオチがわかったww こういう馬鹿ネタも好き -- 2010-07-27 14 32 28 途中でオチが読めた。 -- 2010-07-07 08 17 56
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寒い日もゆっくりしようね 50KB 観察 野良ゆ 現代 『町れいむ一家の四季』冬編その2 ・『町れいむ一家の四季』冬編その2。 ・ゆっくりがお布団とかに使えそうな緩衝材の類って、 正式名称とか良く知らないので、結構適当だったりします。 『寒い日もゆっくりしようね』 D.O 季節は本格的な冬を迎えた。 森では、おうちに山盛りのごはんをため込んだゆっくり達が、 おうちの入り口を固く閉ざし、冬ごもりに入る時期である。 だが、ここ虹浦町の町ゆっくりの場合、少々状況が異なる。 というのも、町ゆっくりたちは冬ごもりをしないのだ。 最大の理由は、そもそも冬ごもりに必要な量の食糧を貯蔵できないという、なんとも深刻なものなのだが、 その一方で、人間の出す生ゴミが絶えることだけはなく、寒ささえ我慢できれば、 食料の補給は冬でもできるという理由もある。 ただし、温かい巣穴で冬の間中ぬくぬくゆっくりする野生ゆっくり達であれば、 まず気にする必要のない問題も現れてくることになるのではあったが。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 早朝。 ちょっと早めに目を覚ました人間さんも、ゆっくり達も、それ以外の動物も、 一様に身を縮め、自分の吐く息が真っ白に染まるのを確認し、顔をしかめていた。 前日までは秋の終わりに近い涼しげな気候であったのが、 この日は快晴であることも加わって気温が一気に低下し、 町全体が冬らしい姿に一変したのである。 雑草はうっすらと霜に包まれ白く輝き、地面にも白いモノがところどころ混じっている。 そんな空気も凍りついたような朝、町中の広場の公衆便所裏にある、古ぼけた木箱の中から物語は始まる。 その古ぼけた木箱には、仲の良い赤ゆっくり3姉妹と、 ちょっと頼りないが優しい母れいむの、とてもゆっくりしたゆっくり一家が住んでいた。 だがこの朝は、普段であれば明るい『ゆっくりしていってね』のご挨拶が聞こえてくるはずのおうちから、 赤ゆっくりの舌足らずな声で、苦しそうな声が漏れだしている。 「ゆぁーん。おきゃーしゃん、うんうんでにゃいよー。」 昨日、珍しく大量に集めることができたご飯を、朝っぱらから体型がなすび型に変形するほど食べたのは、 姉妹で一番食いしん坊な末っ子れいむ。 以前ちょっとした事故があり、油性ペンで全身に唐草模様を描きこまれているのが特徴的だ。 普段は、笑顔を絶やさない明るい末っ子なのだが、今日はその模様の奥にある表情も暗く、 歯を食いしばり脂汗を浮かべ、とてもゆっくり出来ていなかった。 「れいみゅのあにゃるがいちゃいいちゃいだよ!うんうんしゃんはゆっくちしちぇにぇ!」 末っ子れいむほどではないにしろ、おなかをパンパンにしながら腹痛に苦しんでいるのは、 泣き虫っ子の次女れいむ。 母れいむに一番似ているせいか、姉妹で一番知恵も体力も無く、根性も無かった。 そうは言っても、今の状況はさすがに泣き叫んでもしょうがない状況だろう。 末っ子れいむ同様、うんうんが出せずに苦しんでいるのだから。 「ゆぅぅぅ?いもうとたちのうんうんしゃん、とかいはじゃにゃいわ!?ゆっくちでてきちぇにぇ!」 妹達のあにゃるから見え隠れする固いうんうんに文句を言っているのは、 心身共に早熟で優しい長女ありす。 こちらは、妹達よりわずかに育ちが早く、子ゆっくりに近い。 狩りの苦手な母れいむに無理させないよう、自発的におうち周辺の不味い草を食べていたのだが、 結果的には十分な食料を食べることが出来たおかげで、妹達より早く成長したようだ。 長女ありすだけは、体型がいつもの饅頭型に戻っている。 姉妹の中では、一匹だけすんなりうんうんが出来ていたからだ。 みんな母れいむ自慢の、ゆっくりしたおちびちゃん達だ。 しかし、今はかなりゆっくりできていない。 赤れいむ姉妹のスーパーうんうんタイムが、生まれて初めての大ピンチを迎えているからである。 「ゆぁぁぁ、おちびちゃんたち、ゆっくりしてね。ゆっくりしてね。」 そして、まだまだ母として未熟な母れいむも、この事態にはまったくゆっくりできなかった。 町ゆっくりの起床時刻は夜明けの大分前。 普段であれば目覚めの「ゆっくりしていってね」の後、前日集めたごはんをむーしゃむーしゃして、 うんうんを出してすっきりー、その後ゴミ集積所まで狩りに行く、と言うのが町ゆっくりの習慣であった。 しかし、今日はその習慣がいきなりくじかれることになっている。 本格的な冬の到来とともに、町ゆっくり達に冬特有の流行病『べんぴ』が蔓延していたからだ。 「ゆぅぅ~、さむいさむいは、おちびちゃんたちのうんうんが、ゆっくりできないよ。」 ゆっくりの『べんぴ』の原因は、低温による、あにゃる周辺の餡子凍結である。 あんよや顔周辺の餡子はよく動かすから固まりにくいが、後頭部からあにゃる周辺については、そうもいかない。 シャーベット状になったうんうんは、あにゃるのような、小さく脆い穴からひり出すには固すぎるのであった。 その危険性、対処法自体は町ゆっくりの間でもよく知られているのだが、 ここ数年は暖冬続きであったために、町ゆっくり達の防寒対策が遅れていたことが、事態を悪化させていた。 これが成体ゆっくりなら、表皮近くが多少凍る程度なので、体を揺する程度で溶けてしまうだろう。 そこまでいかずとも、子ゆっくり程度に成長していれば、あにゃるのサイズも大きいので深刻化することはない。 つまり、『べんぴ』はもっぱら赤ゆっくりだけ、この一家で言えば次女れいむと3女れいむを狙い撃ちするのである。 とはいえ幸いなことに、代々町育ちの母れいむは応急処置も心得ていた。 「おちびちゃん、すーりすーりだよ。すーりすーり!」 「ぢゅ・・・ぢゅーり、ぢゅーり・・・」 まずはすーりすーりで体を温めてあげる。 そして次に、あにゃるとうんうんをほぐしてあげて、うんうんが出やすくなるようにしてあげるのだ。 「ゆっくりうんうんしてね。ぺーろぺーろ。ぺーろぺーろ。」 「ゆぁーん、いちゃいよ、あにゃるしゃんがいちゃいよぉ・・・『ミリミリ・・・もりゅん!』しゅっきりー。」 母れいむはとがらせた舌先で、赤れいむのあにゃるをぺーろぺーろと押し広げ、 その奥のうんうんをほぐすようにして掻き出していく。 おちびちゃん達に激痛を与えながらひり出されたうんうんは、 通常の白い湯気を立てるホカホカ餡子ではなく、シャーベット状の固い物であった。 「ゆぁーん。あにゃるしゃん、まだいちゃいよー。」 「おきゃーしゃん、うんうんしゃん、ゆっくちできにゃいよぉ。」 「ゆっくりしてね。すーりすーり、すーりすーり。ゆぅぅ・・・。」 ・・・・・・。 「(ゆぅ。じょうずにうんうんさせれたけど、このままじゃおちびちゃんたちが、ゆっくりできないよ。)」 母れいむは、初めて遭遇した『べんぴ』に対して、取りあえずではあるが上手く対処できた。 だが、毎日2回はうんうんをする赤ゆっくりを、 そのたびごとに必死に介抱するというのでは、母れいむだって身が持たない。 赤れいむ達が痛みを訴えるあにゃるを、長女ありすがひたすらぺーろぺーろしてあげている間も、 おちびちゃん達をゆっくりさせるべく、母れいむは自分が幼いころに教わった対処法をゆっくりと思い出す。 ・・・方法はそれほど多くない。 要は、餡子が凍りにくい環境を作ることであった。 「ゆぅぅぅ・・・あったかいおうちと、おふとんと、あったかいごはん・・・ゆぅ。」 今れいむの住んでいるおうちは、木箱にブルーシートと買い物袋をかぶせて風雨対策を施し、 段ボールと落ち葉を床に敷き詰めた、野良としてはなかなかゆっくりしたものである。 だが、それでも便秘になったあたり、あったかいおうちとやらはかなりハードルが高そうだ。 あったかいごはんとなると、火を使えないゆっくりにはさらにハードルが高い。 とにかくこのままでは、冬の間ゆっくりすることはとてもできなそうなので、 れいむは、野良には大変入手困難な3つの中で、まだしも見つかる可能性のある、 ゆっくりしたおふとんを探すことに的を絞ることにする。 「ゆぅぅぅ、ふわふわさん、あったかさん。・・・わからないよぉ。」 だが、普段の『狩り』とはやはり勝手が違う。 あったかいお布団など、簡単に手に入るなら、とっくに使っているはずなのだ。 だが、ボロタオルも、数枚重ねた新聞紙も、精一杯乾かした枯れ草も、その効果は充分ではない。 野生のゆっくりが住む地面の穴等とは違って、おうちの断熱性に問題があるせいでもあった。 こうなってくると、正直れいむも、もみあげで頭を抱えざるをえなかった。 「ゆぅ・・・おちびちゃん、とにかくきょうは、ゆっくりしたおふとんをさがそうね。」 「ゆっくちりきゃいしちゃよ。」×3 当てもないおふとん探し、狩りの間に何とか良いふわふわさんが見つかればよいのだが・・・。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− れいむ一家が、おうちがある広場を出発してしばらくぽよんぽよんと歩いていると、 町の所々でゆっくりした表情のちぇん達が目につくようになってきた。 皆、人間さんのおうちの壁際に積まれた木箱の上にのぼってみたり、 扉の近くなどに体をぷにょりとくっつけてゆっくりしている。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってねー、れいむ。」 「ちぇん、そんなところでさむくないの?」 「あったかいかぜさんがでてて、とってもゆっくりできるよー。」 れいむ一家が話しかけた野良ちぇんのゆっくりしている場所は、飲食店裏、網戸付きではあるが、 少しだけ開かれた窓の前の、積み上げられたビールケースの上であった。 周囲では他にも、換気扇の前だったり、壁や扉の通気口の前だったりに、多くのちぇん達が身を寄せている。 ちぇん達は皆、思い思いに屋内から吹き出す暖かい風を浴びて気持ちよさそうにしていた。 「ゆわぁ。みゃみゃ、ありしゅもゆっくちしちゃいわ。」 「ここはちぇんだけのゆっくりぷれいすなんだよー。わかってねー。」 「ゆぅ、そうにゃの?」 このあたりは元々野良ちぇん達のナワバリでもある。 子連れれいむの割り込むスペースなど、ハナからどこにもなかった。 「おちびちゃん。れいむたちは、おうちでゆっくりしようね。」 「ゆぅぅ・・・、ゆっくちりかいしちゃわ。」 名残惜しそうにしながらも、れいむ一家はふわふわあったかさんを探し求める探検に戻っていったのであった。 「あったかいよー。おいしそうなにおいだよー。ゆっくりできるよー。」 ちぇんの横からそよそよと出てくる温風は、温度も勢いも程よく心地いい、 しかも人間さんの、ゆっくりしたご飯さんの香りまでしてくるという、 野良ならよだれを垂らしてうらやましがるゆっくりっぷりだった。 「わかるよー。ここはちぇんだけのゆっくりぷれいすだよー。」 「・・・ちょっと待てぃ。」 野良ちぇんの背後には、いつの間にか人間さん。 言うまでもなく、この飲食店の店主である。 「わ、わきゃらないよー!!」 「いや、別に野良に恨みはねえけど。この店も、その箱も、俺のだし。」 「やめてねー!いぢめないでねー!わからないよー!」 店主は逃げようとする野良ちぇんの尻尾をむんずとつかんで、 くいっと箱から持ち上げる。 周囲の、風を受けてゆっくりしていたちぇん達はとっくに逃げ隠れており、 助けを求めることすらできなかった。 「それにな。ゆっくりは生ゴミ漁るし迷惑なんだよ。・・・お前も生ゴミになるか?」 「わぎゃらにゃいよぉぉおお!?ちぇんはぞんなごどぢないよぉぉおお!」 「じゃあ、何食ってんだよ。」 その時、ポリバケツの裏から黒いモノがカサカサッと1人と1匹の前を横切り、 「みゃっ!!」 別の野良ちぇんが、その黒いモノに飛びかかった。 「わかるよー『もしゃもしゃ』おいしいよー。」 一瞬野良ちぇんが振り向いたとき、 その口元からは明らかに昆虫のものであろう足がはみ出ていた。 野良ちぇんは、人影に気づくと同時に路地裏の影に逃げ込み、あっという間に姿を消してしまう。 「ちぇんたちは、りぐるしかたべてないよぉぉ!! ごはんさんは、いっつもしらないまりさとありすがもっていくんだよー!わかってねー!」 「り、りぐるね。はぁ。」 そう言われてみて、店主も思い返してみる。 ちぇん達がこの近辺に増え始めてから、ゴキブリや虫の類を見ることはすっかり減った。 一方生ゴミ漁りについて言えば、近くに住んでいるちぇん達の数から考えると、意外なほど少なくもある。 「ふーん。そんなもんか・・・。」 「わかったらはなしてねー。」 「なあ、お前。ウチの飼いゆっくりになれよ。」 「わぎゃ!?」 「ゲス共に生ゴミ食い散らかされるくらいなら、最初からお前にやる方がましだ。 ゴキブリ退治もやってくれるなら、ココに小屋くらい作ってやる。どうだ。」 「わ、わ、わ、わきゃるよー!!」 翌日、この飲食店の通気口に面した場所に、一軒の小さな小屋が造られた。 木材で組み立てられ、塗装までされた立派な犬小屋。 中にはボロボロのタオルがひかれ、表札には『ちぇん』と書かれている。 「わかるよー!わかるよー!」 「近づくな。すりすりすんな!汚ねぇ!!」 人間からすれば所詮は粗末なつくりの小屋ではあるが、 これは野良がダンボールやビニール、石などをがんばってかき集めても 絶対に作れないゆっくりしたおうちだった。 虹浦町の飲食店では、裏口辺りに犬小屋を作ってちぇんを飼っている所が多い。 それは路地裏の野良ちぇん達が、害饅から益饅に格上げされた証であった。 駆除されては困るので、銅バッジまで与えられ、限りなく飼いゆっくりに近い饅頭として扱われる。 ただし、店や家の中に上げてもらったり、ゆっくりフードやまともな食事が与えられることはない。 銀バッジ以上を与えられることも、そのための躾を受けることも無かった。 所詮野良ちぇん達はコンポストにすぎないのだから。 「わかるよー。ちぇんはとってもしあわせーだよー。」 だが、誰も困っていないので、それはそれでいいのだろう。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「ゆぁーん、れいみゅもゆっくちしちゃかったよー。」 「おきゃーしゃん!どうしちぇゆっくちさせちぇくれにゃいにょ?ぷきゅー!」 「ゆ!みゃみゃをこまらせるにゃんて、ときゃいはじゃにゃいわ!ぷきゅ!」 「ゆぴぃ!おにぇーしゃん、ゆるしちぇー!」 「ゆぅぅ、ありすもゆっくりしてね。れいむがだめなおかーさ・・・ゆ、ゆぅぅ・・・。」 「ゆぁーん、みゃみゃー!ゆっくちなかにゃいでー!」 母れいむは、自分の能力不足を理解しているという意味では、実に珍しいゆっくりである。 自分が立派なゆっくりなら、おちびちゃん達がケンカすることも無いのに、 という思いが母れいむを一層涙もろくしていた。 れいむ一家は、ちぇん達のしあわせーな表情を思い出しながら、 残念そうにぽにょぽにょと町を歩き続ける。 しばらく歩いていると、野良ゆっくりの巣窟でもある、近所の公園に通りがかった。 「ゆぴぃぃ・・・まりしゃ、うんうんできにゃ・・・ゆっぎっぎ・・・」 「みゃみゃぁ・・ありしゅのうんうん、どうしちゃにょ・・・」 「ゆっぐぢぢでね!おちびちゃぁぁああん!!ぺ、ぺーろ、ぺーろ。」 おそらく公園に住んでいるのであろうありす一家がいた。 植栽の茂みの中にいるのは、成体ありす1匹と赤ありす1匹、赤まりさ1匹。 おそらくシングルマザーなのであろう、もう一方の親であるべき成体まりさはいない。 今朝のれいむ一家同様、うんうんが凍りついて『べんぴ』になっているようだ。 「ぺ、ぺろ、ぺーろ・・・」 「ゆぴぃ、ゆっ、ぴ・・いぢゃ、いぢゃぁ・・・」 ありすは眉をしかめ、ためらいがちに赤ありすのあにゃるをぺーろぺーろしている。 自分の子供のあにゃるとはいえ、ぺーろぺーろしたがらない親は多い。 体をきれいきれいしてやるために、おしりを舐めてやることくらいはあるが、 さすがにあにゃるの中をこじ開け、中の劣化餡子をほぐしてやるとなると、 我が子のモノでも気分のいいものではないのだろう。 だが、そのためらいは即、悲劇へとつながる。 みりっ、みりっ・・・びりっ! 「ゆ゛・・・ゆっぴゃーん!ありしゅのあにゃるしゃん、ゆっくちしちぇー!」 赤ありすのあにゃるが、負担に耐えかねて引き裂けた。 赤ありすのあにゃるから、凍ったカスタードが、 続いて 温かく緩い、赤ありすの命のカスタードが漏れていく。 「ゆぴぇ・・・もっちょ・・・くち・・・・」 「お?おぢびぢゃぁぁぁあああん!ゆっぐぢぢで!ゆっぐぢぢでぇぇええ!!」 母ありすは、今さら必死に赤ありすのあにゃるをぺーろぺーろするが、 一度裂けたゆっくりのあにゃるは、人間の和菓子細工技術でもなければ復元しない。 赤ありすは、体内のカスタードの大半を、かつてあにゃるだった穴から吐き出して 永遠にゆっくりした。 「ゆぎぅぅ・・・まりしゃも・・うんうん・・ぢゅ・・」 「お、おぢびぢゃん、まっでぇぇえぇえええ!!」 びりっ! 「ゆぴぇぇぇえ!!まりしゃのあにゃるしゃん、ゆっくちしちぇにぇぇぇええ!」 「おぢびぢゃ、あ、あ、ゆぁぁあ!?まりさののこしてくれだ、だいじなだがらものなのにぃぃいい!?」 「も・・・ぐぢゅ・・・・・・」 「ぁあああーー!!どがいばぁぁああああーー!!!」 母ありすは、あっという間に熱を失っていく赤ありすと赤まりさのあにゃるを、 いつまでもぺーろぺーろし続けていた。 母れいむも、あんなペーろぺーろではうんうんをほぐせない事には、遠目に一目見て気付いた。 しかし結局、れいむ一家が声をかける暇もなく、ありすのおちびちゃん達は全滅してしまった。 余りにも弱い、儚い命の最後であった。 そして、先ほど見た悲劇はどうやら特別なモノでは無かったようだ。 「おぢびぢゃ・・・ゆっぐぢ、ゆっぐぢだよぉ・・・」 「ゆっぐぢぢぢゃだべぇぇえ!!」 「ゆぁああああ!?どうぢでぇえええ!!」 れいむ一家が周囲から聞こえる、すすり泣く声に気付き、ぐるりっと周りに目を向けてみると、 茂みの中、自販機の裏、ゴミ箱の裏、公衆便所の影、そこかしこで同様の悲劇は起こっていた。 あにゃるを痛々しく決壊させ、凍ったうんうんも瑞々しく温かい餡子も全て垂れ流して息絶える赤ゆっくり達。 その姿を、何もやってやれなかった後悔と悲しみを混ぜ合わせた表情で眺める親ゆっくり達。 さすがにこの光景を見てれいむ一家の3姉妹も、『おかーさんって、たよりない・・・』という評価を改めた。 母れいむは母としての義務をしっかりと果たしてくれていた事を思い知らされたのだ。 そしてそれ以上に、事態がワガママを言っている場合で無いほど切迫していることを思い知らされていた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− れいむ一家は悲劇に包まれている公園を抜け、さらに町を歩き続ける。 どこにあるのか、どのような姿をしているのかもわからない『ふわふわ』の『あったか』さんを求めて。 町の中心に近づいてきたところで、れいむ一家は妙なゆっくりの集団に出会った。 いや、そのゆっくり達は別におかしい所は無いのだが、とっている行動がおかしい。 歩道のやや道路寄り、幅数十センチ、長さ数メートルの長方形状に、 大小数百匹のゆっくり達が、所狭しとみっちり密集して身を寄せ合っているのである。 そして、その表情は先ほど飲食店で見た、温風を受けてゆっくりしていたちぇん達同様、 非常にゆっくりとした物であった。 「ゆぅ?ありす?みんななにしてるの?」 「むほぉ。ここはね、とってもゆっくりできるのよ!」 「ゆ!ゆっくちできりゅにょ!?」 「むほぉ。おちびちゃん。ここはね、したからとってもゆっくりしたかぜさんがでてくるのよ!」 「ゆ、ゆわぁぁああ!しゅごーい!ゆっくちしちぇるにぇ!」 そんな事を話していると、長方形に集まっているゆっくり達の下から、 何かの走行音が聞こえてきた。 「くるわよ!」 「ゆっくりー!!」×たくさん(3以上) ごぅっーーー!! 次の瞬間、密集ゆっくり達がわずかに浮かびあがったように見えた。 いや、実際赤ゆっくり達については、自分で跳ねてもいないのに、数十センチも飛び上がった。 そこは、地下鉄の通風口だった。 「ゆっくりできたね!」 「ゆっくちー!」 「しゅっきり!」 「ゆぅ、もうおわったの?」 「すっきりー!」 「あったかいよー!」 「はやくかぜさんもどってきてね!」 密集ゆっくり達は、通風口から吹き出すカビ臭い温風を浴び、なんとも気持ちよさそうにゆっくりしていた。 先ほどのちぇん達には拒絶されて温風を浴びることもできなかっただけに、 れいむ一家のおちびちゃん達も、物欲しげに密集ゆっくり達を見ていたが、 ついに耐えられなくなり、末っ子れいむが口を開く。 「おきゃーしゃん!」 「おちびちゃん、なあに?」 「れいみゅもゆっくちしちゃい!」 「・・・ゆぅ、でもね、おちびちゃん。」 「ゆっくちしちゃい!ゆっくちさせちぇにぇ!」 母れいむもゆっくりだ。 ゆっくりしたい気持ちでは、おちびちゃん達に負けていない。 だが、母としての理性がそれを押しとどめる。 「ゆぅぅ、おちびちゃん・・・。きょうはがまんしてね。」 「ゆ、ゆぴゃぁぁあああ!どうしちぇー。」 「れいむたちは、おうちがとってもゆっくりしてないんだよ。はやくおふとんをさがすんだよ。」 「ゆぁーん。しゅこしくらい、ゆっくちしちゃいー!」 こう言う時頼りになるのは、なまじ親子なだけに甘えのある母れいむより、 立場の近い長女ありすだった。 「れいみゅ!みゃみゃがゆっくちできにゃいでしょ!ぷきゅー!」 「ゆ、ゆぴぃぃ!おにぇーしゃん、ごみぇんなしゃいー!ぷきゅーしにゃいでー!」 「ゆぅ、しかってくれてありがとうだよ。ありす。」 「ありしゅは、ときゃいはなおねーしゃんだから、こういうのはまかせてにぇ。」 とは言え、長女ありすもあの、温風の出る地面さんに興味深々なのは、 母れいむから見ても明らかである。 長女ありすのワガママ一つ言わない優しさに嬉しく思いながらも、 母れいむは自分の無力を思い知らされ、また申し訳なさを感じてもいた。 「おちびちゃんたち。ここにはまたこれるよ。ゆっくりいこうね。」 「ゆっくちりかいしちゃよ!」×3 れいむ一家の探検は、再開された。 『ゆっくり清掃、ゆっくり清掃、ゆっくり清掃です。』 れいむ一家と入れ替わりで、先ほどの地下鉄通風口に、一台の車が到着した。 見た目は青く塗装されたタンクローリー、側面にはニコニコゆっくりマークと『ゆっくり清掃』の文字。 車が停止すると、青い作業服を着た職員が車内から降りてくる。 それを待っていた地下鉄職員も、彼らに近づいて話しかけた。 「清掃お願いしまーす!」 「はい、こちらですね。うわぁ・・・すご。」 「ちょっと多いけど、大丈夫?」 「ああ、まあ、毎年の事ですから。」 そう言うと、青い作業服に、『ゆっくり対策室・儚井』と書かれた名札をつけた市役所員が、 折りたたみ式のゆっくり捕獲柵を車内から取り出し、通風口の4辺を手際良く塞いで、 ゆっくり達が逃げられないようにする。 「かぜさん、ゆっくりはやくきてね!」 「ゆっくちさせちぇー。」 「わかるよー。もうすぐくるんだねー。」 密集ゆっくり達は温風待ちに夢中で、まったく気が付いていない。 「さてと、んじゃこまっちゃん!掃除機起動してー!」 「ラジャ!!『がちゃり』」 車内で眠そうにしていたゆっくりこまちがレバーをガチャリと引くと、 ブォォォオオオオオオ・・・・・・・ タンクローリーから、まさに掃除機、というような吸気音が響き始めた。 儚井職員は、そのタンクから伸びる直径30cmほどのフレキシブルチューブを延ばし、 その先端につけられた、太さ6cm長さ50cmほどのノズルを掴むと、密集ゆっくり達に向けた。 「あぁ、幸せそうだな。せめて、気付かない内に吸い込まれてくれよ。」 しゅぼぼぼぼぼん!! 「ゆ、ゆぴぃいいいい!!おきゃあしゃんがしゅいこ『しゅぽん』・・・」 「やめぢぇぇぇええ!!どうぢでごん『しゅぼぼぼん』・・・・」 「ゆゆっ!?ゆっくりにげるよ!・・・どうぢででぐぢがない『じゅぼぼぼん』・・・」 眠ってるわけでもないのに、気付かないでというのはさすがに無理だった。 ノズルの口より大きいゆっくりは粉みじんになりながら、 ノズルの口より小さなゆっくりは形をとどめたまま、ノズルの中へと勢いよく吸い込まれていく。 ・・・・・・。 「やめちぇにぇ。れいみゅゆっくちしちゃ『しゅぽん!』・・・」 「終わりー!こまっちゃん!止めてー!」 「じょうぶつしてね~ん。はいよっと。『がちゃり』」 ぶぉぉぉぉ・・・ん。 「それじゃ、終わりです。」 「お疲れ様です。あ、ちなみにあと8ヵ所お願いしますんで。」 「・・・わかりました。」 「はかないちゃん!」 「ちゃん付けするなよ。何だよ、こまっちゃん。」 「あたい、そろそろおひるねタイム。」 「まだ昼だろ。却下だ。」 「・・・・・・すーやすーや、ゆぴ~、ゆぴ~。」 「はぁ、えーき様も連れて来るんだった。・・・一人でやるか。」 人間に近づきすぎた野良は、飼われない限り駆除されるしかない。 そもそも通風口は通風口。 ゆっくりを温めてあげるためのモノではない。 それを塞いでいるゆっくり達など、駆除される他に、未来があるはずもないのであった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 密集ゆっくり達から別れた後、れいむ一家もかなり歩き回ったが、 未だに理想的な『ふわふわ』な『あったか』さんは見つかっていなかった。 「おきゃーしゃん・・・みつからにゃいわ。」 「ゆ!だいじょうぶだよ。あそこなら・・・」 「おきゃーしゃん、なにかしっちぇるにょ?」 「おかーさんはわからないけど・・・それなら、しってるゆっくりにきけばいいんだよ。」 「?」 「おちびちゃんたちも、もうすぐあったかさん、みつけるからね!」 「「ゆっくちー!」」 ちなみに次女れいむと3女れいむはとっくに音をあげており、 母れいむの口の中に入れてもらっての、ラクラクなお散歩に切り替えている。 母れいむには、今度こそ、という成算があった。 というか、自力での解決を諦めた、と言う方が正しいかもしれない。 今向かっているのは、母れいむが知る限りでは最高の知恵者が居る所だからである。 要するに、自分にはお手上げだから、 『あったか』さんのある所を知っていそうなゆっくりに聞こうということであった。 れいむ一家がやってきたのは、町野良ゆっくりの孤児院、通称『ほいくえん』。 名前は微妙に間違えているが、機能は間違いなく孤児院なので、特に問題は無い。 実体は、使われていない(と思っている)プレハブ小屋の床下に浅い穴を掘り、 それを板で碁盤目状に仕切った小部屋で数百匹の孤児ゆっくり達を育てている、ゆっくり福祉施設である。 そして、母れいむが訪ねたのは『ほいくえん』の園長、保育まりさ。 母れいむ自身、孤児ゆっくりだった時期にお世話になった相手だ。 「みょぉぉおおん!こっちのおちびちゃんが、そろそろ限界だみょん!」 「ゆわわわ!ちょっと待ってね!もうすぐこの子も終わりだよ『しゅっきりー!』次!」 「みょおおん!みんな、もう少しがまんするみょぉおん!」 「ゆっくち・・・ぽんぽん・・いぢゃ・・・」 「みょぉぉおおん!まだだめみょん!永遠にゆっくりしちゃうみょん!」 「ゆっくちしちゃいぃぃ・・・。」 「ゆぎぎぎぎ・・・便秘なんかでおちびちゃんを死なせちゃったら、とんだ笑い物だよ!!」 「ゆぅー・・・。まりさ?」 「今忙しいよ!!後にしてね!!」 ・・・どうやら、れいむ一家を相手にしている場合ではなさそうであった。 『ほいくえん』は、孤児院であるだけに、育てている赤ゆっくりの数でも家庭とはケタが違う。 その数ざっと200匹以上。 一応助手みょん達が数匹居るとはいえ、保育まりさには母れいむが味わっていた子育ての負担を、 そのまま数十倍したものが圧し掛かっているのだ。 つまり、『ほいくえん』の赤ゆっくり全員が『べんぴ』を患っている最中だと言うことである。 当然、子育て経験では母れいむなど及びもつかない保育まりさであるから、 その手際は滑らかなものであったが。 母れいむの見ている前でも、赤まりさが処置を受けようとしていた。 「次!」 「みょーん、すーりすーり、すーりすーり!」×3 「ゆわーい!あったかいのじぇ!」 助手みょんが3匹掛かりで赤まりさをすーりすーりし、温めていく。 一方保育まりさは、早くも赤まりさのあにゃるに舌を突き入れ、 あにゃるとうんうんをほぐしにかかっていた。 「ゆぅ~ん、にゃんだかうんうんしゃん、ゆっくちしてきたのじぇ!」 「ぺーろぺーろ、どうでもいいからさっさとうんうんしてね!ぺーろぺーろ!」 「ゆっふふ~ん、ゆっくちー。」 「(・・・イラッ!!)」 後がつかえている。 ここは時間との勝負だ。 赤まりさの方はなんだか気持よくなってきたらしく、もう少し今の状況を楽しみたいようだが、 ハッキリ言って保育まりさには迷惑なだけである。 保育まりさは、舌を思いっきりとがらせて、赤まりさのあにゃるの奥の奥、 新鮮な餡子にまで届くほどまでねじ込む。 「ゆびぃぃいい!?いぢゃ・・いぢゃぃぃいいい!!」 「自分でうんうん出来ないなら、まりさが引きずり出してあげるよ!」 「ゆびゃぁぁああ!?ゆっぐぢざぜでぇぇええ!?」 ミリミリミリ・・・モルンッ!! 「ぺっぺっ・・・さ、次!」 「じゅっぎり・・・」 ぽいっ!ぺちゃり! 「ゆぴぇ・・・」 うんうんの終わった赤まりさになど用も無いと言わんばかりに、 みょんの体の間から赤まりさを舌でつまみ出すと、ぽいっと脇に投げ捨てる。 赤ゆっくり達など、生きてさえいてくれれば、保育まりさにとってはどうでもよさそうであった。 ・・・・・・。 「次!」 「みょぉ~ん。さっきの子でさいごだみょ~ん。」 「・・・ゆへぇ。もうベロさんが永遠にゆっくりしちゃうかと思ったよ。」 なにせ200匹以上の赤ゆっくりの餡子をほじくるのだから、保育まりさも舌が持たない。 「急に寒くなったから大変だよ。」 「みょ~ん、油断してたみょん。」 みょんの場合は完全に油断していただけなのだが、保育まりさの場合、 凍える赤ゆっくり達を眺めて楽しんでいたら、防寒対策が遅れてしまったというしょうもない理由があったりする。 「ゆふぅ。ちょっと早いけど、おちびちゃん達の冬支度をするよ。」 「みょ~ん、了解だみょ~ん。」 れいむ一家が相変わらず放置されっぱなしの前で、保育まりさ達の冬支度が進んでいく。 「みょん。温め終わったみょん」 「ゆ!じゃあ、おちびちゃん達!あまあまだよ!」 「ゆわーい!あみゃあみゃー!」 温め終わったと言って持ってきたのは、みょんが体温で温めた1000mlペットボトル。 中身はただの水道水だが、保育まりさがお帽子から取り出したコーヒー用のガムシロップを注ぎ込むことで、 人肌に温められたあまあま水に変わる。 野良の、しかも普段雑草しか食べさせてもらえない孤児ゆっくり達から見れば、 人間にとってのホットココアに近い。 あっという間に孤児ゆっくり用の小部屋、地面に掘った浅い穴から孤児ゆっくり達の姿は消えていった。 「さ、今のうちにお布団敷くよ。」 「ゆっくり理解したみょん!」 助手みょんが持ってきたのは、ゴミ袋一杯に詰め込まれた、発泡スチロール等の梱包用緩衝材。 発泡スチロールチップ、エアクッション、それらは、まさしくれいむ一家が探し求めていた、 『ふわふわ』の『あったか』さんだった。 孤児ゆっくり達があまあま水を存分に味わって、自分達の小部屋に戻って来てみると、 そこには白い『ふわふわ』さんが敷き詰められている。 ぽゆんっ・・・ふわさっ 「ゆわぁあ・・・このおふとんしゃん、とっちぇもゆっくちしちぇるにぇ!」 「ゆっくちー!」 「あっちゃかいにぇ!ゆわーい!」 発泡スチロールチップの海に顔を埋めてみたり、飛び跳ねてみたり、 口のすぐ下まであんよを埋めてその温かさを全身で味わってみたり、 孤児ゆっくり達は、この時ばかりは『ほいくえん』にいる事を本気で感謝していた。 「みょーん。おちびちゃん達、とっても嬉しそうでよかったみょん!」 「(・・・イラッ!!)」 その光景に、普段は鉄のような表情の助手みょん達も顔がほころぶ。 厳しいフリではなく、心底ドSの保育まりさだけは大いに不満そうであったが。 ともあれ、待っていた甲斐あり、話しかけれそうな雰囲気になってきたので、 母れいむは保育まりさに声をかけた。 「まりさ!まりさ!」 「ゆぎぎぎ・・・、ゆ?久しぶりだねれいむ。・・・何の用(イライラ)?」 「れいむたちにも、あのしろいふわふわさ・・・」 「無理みょん。」 「・・・どぼぢでそんなこというのぉぉおお!?」 母れいむの言葉は、助手みょんの一匹にばっさりと遮られる。 だが、その後に続く言葉は、母れいむをさらにガッカリとさせた。 「もう無いみょん。」 「ゆぅぅー・・・でも、ちょっとくらい」 「全然ないみょん。れいむはおちびちゃんじゃないから、自分で探して欲しいみょん。」 「ゆ、ゆぅぅ、ゆっくりりかいしたよ。おちびちゃん、いこうね。」 「ゆぁーん、ゆっくちさせちぇー。」 助手みょんの言うことも野良社会ではもっともな意見であり、 れいむ一家がごねたところで何ももらえそうにはなかった。 母れいむも、とにかく自分達が求めるべき『あったか』さんが明確になっただけでも収穫と思うことにする。 発泡スチロールやエアクッションを求めて、れいむ一家の探検は再開された。 れいむ一家が去った後、保育まりさは助手みょんに話しかけた。 「追い返してくれて助かったよ。」 「どってこと無いみょん。」 「それじゃ、まりさ達もお布団の準備するよ。」 「無理みょん。」 「・・・ゆ?」 「だって、全部おちびちゃん達のお布団にしちゃったみょん。」 「ほ・・・ホントに全然残してないのぉぉおお!?」 「みょーん。あのれいむ達にもそう言ったみょん。みょんは嘘つかないみょん。」 「ゆゆゆゆ、どうしてそんなに落ち着いてるの?」 「みょん!慌てたってしょうがないみょん!みょん達はちょっとくらい寒くても我慢できるみょん!」 「みょーん!」×8 ・・・・・・。 「ゆっぎぎぎぎ・・・」 「どうしたみょん?みょん達の頼もしさに感動したみょん?」 「ゆがぁああ!!みんな、おバカすぎてゆっくり出来ないよ!! おちびちゃん達はもういいから、さっさとみんなでお布団捜して来てね!!今日の夜はもっと寒いんだよ!!」 「みょぉぉおおおん!?りょ、了解だみょーん!!」×9 助手みょん達が出て行ったあと、保育まりさは、心底うんざりした表情でため息をつく。 「どいつもこいつも・・・ゆっくりしすぎだよ!」 『ゆっくりするためにゆっくりしない』 保育まりさは、ゆっくりの中では珍しい感覚を持ち合わせていた。 しかしそのおかげで、苦労して知恵を働かしていても、結局いつもゆっくり出来ないのであった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− それは、余りにもあっさりとした終着点であった。 「ゆ、ゆうかりん!そ・・それ!」 「ゆーん、何?れいむ。」 「しろっ、しろいふわふわしゃんだわ!」 学校のゴミ捨て場に今、ゆうかりんが捨てようとしていたのは、 母れいむ数匹が覆い隠せそうなほど巨大な、発泡スチロール板だった。 結局保育まりさには、サンプルとして一欠片だけ発泡スチロールチップを受け取ったものの、 体よく追い返されてしまったれいむ一家。 さて、この素材自体はどこかで見たような気もするが、 いざ探すとなるとどこを探したものだかイマイチ思いだせない。 家族全員でこの発泡スチロールチップをガジガジと噛んだり、すーりすーりしたりしている内、 長女ありすがハッと何かを思い出した。 「みゃみゃ!?このふわふわしゃん、『かりば』でみちゃわ!!」 「ゆゆっ!?そういえばそんなきもするよ!」 「おにぇーしゃん、しゅごーい!」×2 長女ありすが以前発泡スチロールを見たのは、狩り場、要するにゴミ捨て場だった。 だが、世の中そう甘くは無い。 「ゆぅぅ。もう『かりば』、なんにもないね。」 「にんげんしゃん、ぜんぶもっていっちゃたにょ?」 「ゆぇーん、いじわりゅしにゃいでー。」 高層ビル地下のゴミ集積所でもあるまいし、路上のゴミ捨て場にそうそう狙ったゴミがあるわけがない。 ましてこの頃には、もう夜明けから随分時間が経っていた。 ゴミも収集されていて当然である。 「ゆぁーん!もうゆっくちあるけにゃいよ!おふとんにゃんて、どこにもにゃいよ~!」 「もうしゅこしがんばっちぇにぇ。しょんなの、とかいはじゃにゃいわ。」 「おにぇーしゃんがなにいっちぇも、もうゆっくちあるけにゃいよ!げんかいだよ!ぷきゅー!」 「ゆぅぅ・・・みゃみゃ。」 さすがに、数時間歩きまわって手がかりを見つけるのがやっととなると、 長女ありすも限界そうであった。 妹達に対する説得にも気力が見られない。 こうなると母れいむも、そろそろ最後の奥の手を使うしか無くなっていた。 「おちびちゃん。ゆっくりりかいしたよ。」 「ゆ!おうちかえれりゅにょ?」 「ゆん。さいごにひとつ、いくところがあるよ。それでだめなら、きょうはもうかえろうね。」 「みゃみゃ?」 「みんなで・・・『こんぽすとさま』にあいにいくよ!」 「?」×3 コンポスト様・・・それは、この町の野良ゆっくり達の守り神。 その姿は、とある学校の校庭脇に置いてあるコンポストである。 だがその実体は、善良なゆっくり達が生き方に迷った時、コンポストの中にあまあまをお供えすると、 ご神託という形でこれから行うべき事をアドバイスしてくれるという、とっても頼りになる神様だ。 ・・・と、野良ゆっくり達は本気で信じている。 実際はコンポストの中に放り込まれたゲスまりさが、 占い師まがいの小遣い稼ぎに精を出しているだけなのだが、 意外と的確なアドバイスをもらえるので、最近はゆっくりだけでなく、小学校の低学年にも信者は多いらしい。 「・・・だから、こんぽすとさまにおまいりしたら、ぜったいゆっくりできるはずだよ。」 「しょうにゃの?ほんとなら、とっちぇもとかいはにぇ!」 「ゆっくりしんじてね!ぜったいゆっくりできるよ!」 「ゆわーい!ゆっくち!ゆっくち!」×2 そんなわけで学校校庭に入ろうとしていた所、 校内のゴミ捨て場にゴミを捨てにきた、ゆうかりんとバッタリ出会ったのである。 「欲しいの?」 「ゆ!ゆっくりほしいよ!いらないならちょうだいね!」 「散らかさないならあげるけど。」 「ゆっくりやくそくするよ!!」 「ゆーん・・・それじゃ、はい、あげる。」 「ゆ、ゆ、ゆ、ゆわーい!ゆっくりだよー!」 学校の施設管理職員として訓練され、今も雇用されているゆうかりんには、野良生活など理解を超えている。 発泡スチロール板が野良の何に使われるのかなどサッパリ理解していなかったが、 この梱包用発泡スチロールに包まれていたのが、ゆうかりん主演の裏ビデオ編集のために、 校長が買いそろえたAV機器である事の方はハッキリと思い出していた。 そのセッティングまで自分でやらされた事を思い出すと、恥ずかしいやら落ち着かないやらで、 できるだけ早くこのゴミに、目の届く所から消えて欲しかった所だったのだ。 そこに現れたのがれいむ一家だった。 「持っていける?」 「ゆ!がんばってもってかえるよ!ゆっくし!ゆっくし!」 「おきゃーしゃん、がんばっちぇー!」 「ゆぅん。しょうがないわね。」 口でくわえて運ぼうとしているが、50センチ角の発泡スチロール板を、 バレーボール大のゆっくりが一匹で運ぶのは、さすがに無茶だった。 しょうがないので、ゆうかりんが板の一辺の両端にビニールひもを結び、 子供用ソリのように引きずって運べる形に改造してくれた。 これにおちびちゃん達を載せて運べば、さらに移動速度アップ、一石二鳥。 まったく、至れり尽くせりという奴である。 「ゆっくちありがちょー!」 「気をつけてねー。」 「ゆうかりんもゆっくりしていってね!!」 「ゆっくちよかったにぇ!みゃみゃ!」 「ゆーん。きっとこんぽすとさまは、れいむたちをみまもってくれてるんだね!」 「こんぽすとしゃまは、ゆっくちしちぇるにぇ!」 こうしてれいむ一家は無事お布団を手に入れ、 探検の目的を達成したのであった。 ただし探検は、おうちに帰るまでが探検なのであったが・・・ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 目標とするモノがどこにあるのか、それが手に入るのかもわからず辛かった旅路も、 それを手に入れて意気揚々とおうちに帰るとなると、疲れも忘れるものである。 それに、町中歩き回っていたために、これまで半日の時間を費やしていたが、 いざおうちに帰ろうと思うと、ゆうかりんの学校からおうちまでは人間の足で15分ほど。 れいむ一家の歩調も、テニスボールが弾むように軽やかなのも無理はないというものであった。 「ゆふふ~ん!ゆゆっ!かわさんまできたよ!」 「ゆわーい!もうしゅぐおうちだにぇ!」 れいむ一家は町を横切る川にたどり着いた。 ここまでくれば、後は川を15分ほどさかのぼって、橋を渡れば30分ほどでおうちに到着する。 と、れいむ一家はその時、川のど真ん中で赤まりさ数匹が楽しそうに滑っているのに気がついた。 「ゆーん。たのしそうだねー。」 「とかいは・・・ゆゆっ!?」 川の『ど真ん中』で、赤まりさ達が『滑って』いた。 「ど、どうしてかわさんにはいって、へいきなのぉぉおおお!?」×4 「しゅごーい!かわしゃん、こおっちぇるわ!」 「すごいね!おかーさんがのってもへいきだよ!」 「ゆわーい!『するーりするーり』しゅべしゅべで、とっちぇもゆっくちー!」 町を流れる、そんなに小さくもない川の水面が、辺り一面凍りついていた。 まったく、今日は朝から寒いはずである。 「ゆっくちー!しゅーべしゅーべ!」 するーり、するーり 「おきゃーしゃーん!まりしゃ、かわしゃんにういちぇるのじぇー!」 つるーり、つるーり この近所に住んでいるのであろう赤まりさ達が、お帽子をソリにして遊んでいる。 河川敷ではその両親達であろう成体まりさ達が、ゆっくりした表情で赤まりさ達を見守る。、 その姿はとても、とてもゆっくりしていた。 「とかいはにぇー。」 「おきゃーしゃん、れいみゅもゆっくちしゅべりたいよ!」 「ゆっくち!ゆっくち!」 れいむ一家も、今日の予定が片付いている分気持ちに余裕がある。 長女ありすまでが、ここでしばらく遊んで行きたがっていた。 一方、母れいむも赤まりさ達が遊ぶ姿を見て、おちびちゃん達にもゆっくりさせてあげたかった。 しかしまだまだおうちまでは時間がかかるので、あまりのんびりもしていられない。 母れいむは、足りない頭でうんうん考えていたが、ふと川の対岸を見てハッと何か思いついたような表情になる。 「おちびちゃん。」 「ゆ、みゃみゃ・・・ありしゅもしゅこしだけ・・・ゆっくちしちゃいわ。」 「ゆふふ、おちびちゃん。おかーさんね。とってもいいことおもいついちゃったよ!」 「?」×3 「ゆわーい!しゅーべしゅーべしちぇるー!」 「みゃみゃー!ありしゅ、かわしゃんにういちぇるわー!」 「ゆっほ、ゆっほ!ゆゆーん!おちびちゃん、おちないようにきをつけてね!」 「ゆっくちりかいしちぇるよー!」×3 母れいむの名案、それは、ゆうかりんがソリ状に改造してくれた発泡スチロール板、 それをホントにソリとして使い、凍った川を横断すると言う方法であった。 「かわさんをわたったら、おうちまですぐだよ!ゆっくし!ゆっくし!」 母れいむは、発泡スチロール板のソリを口でくわえて、氷の上を元気よく跳ねていく。 姉妹達はそのソリに乗って、スノーボードがスケートか、はたまた水上スキーのつもりか、 とにかく未知の体験に興奮し、最高にゆっくりしている。 そして、何より忘れてはならない事が一つ、 「もうすぐ、かわさんのまんなかだよ!ゆっくし!『ぴょん!ぱりん!どぼん!』・・・」 「ゆっくちー・・・。ゆぅ?」×3 川は大量死フラグである。 「ゆびぇ、ごぼごぼ!ゆっぐごぼぉっ!だじゅげっ・・・!!」 「・・・!!・・・!!(みゃみゃー!ゆっくちたしゅけるわー!)」 「ゆぁーん!おきゃーしゃん、ゆっくちしちぇー!」×2 とてもゆっくりできる凍った川は、突然母れいむの足元から氷を奪い去り、 その冷たい水の中へと母れいむを飲み込もうと、自然の猛威を奮い始めた、 というように母れいむは思ったが、実際は川の真ん中あたりは特に氷が薄かったので、 母れいむのジャンプに耐えられず、足元の氷が割れてしまっただけである。 母れいむがソリを引くためのヒモをしっかりと噛んで離さず、 長女ありすも母を必死で引き上げようと、ヒモを発泡スチロール板の上から引っ張っているので、 なんとか母れいむの全身は水没を免れている。 だが、所詮は子ありす、母れいむとの体格差はいかんともしがたく、 水の中から母れいむを引っ張り出すだけの力はない。 まさに、絶体絶命の状況であった。 だが、そんな様子を不審に思い、なおかつ次女れいむと末っ子れいむの泣き声を聞いて、 異変に気付いた勇士達がいた。 「れいむがたいへんなのぜ!みんな、たすけるのぜー!」 「えい!えい!ゆー!!」×40 それは、氷の上で遊ぶ赤まりさ達を、危険が無いように河川敷から見守っていたまりさ達。 この川の堤防の斜面に横穴を掘って住みつき(迷惑)、 ゆっくり達を水難事故から救う使命を持つ、『レスキューまりさ』達であった。 ゆぉぉぉぉおおおお・・・・×40 ぽゆんっ!ぽゆんっ!ぽゆんっ!ぽゆんっ!ぱりんっ!ぼちゃん!・・・×40 「も・・ゆ・・ぐぢ・・・・」×40 10秒後、一斉に川の氷に突っ込んでいったレスキューまりさ達は、 その重みに耐えられなかった氷が割れてしまったせいで、全員水没死した。 レスキューまりさ達がもたらしたもの、それはれいむ一家の周囲全体の氷を割り尽くし、 救助をさらに困難にする結末、そして孤児となった大量の赤まりさ達だけであった。 「ゆぎ、ぎ、ごぼっ!ぐぢぃ、ぃ・・・」 「・・・!・・!・・・!!(れいみゅ!いもうとたち!いっしょにひっぱちぇー!)」 「ゆぁーん!おきゃーしゃん、ゆっくちしちぇー!」×2 だが、そんな様子を不審に思い、さらに次女れいむと末っ子れいむの泣き声を聞いて、 なおかつれいむ一家の周囲の氷が全て割られている状況をみて、異変に気付いた勇士達がいた。 「れいむがたいへんなのぜ!みんな、たすけるのぜー!」 「えい!えい!ゆー!!」×200 それは、氷の上で遊ぶ赤まりさ達を、河川敷で眺めてゆっくりしていたまりさ達。 この川の堤防の斜面に横穴を掘り(超迷惑)、川の水草を主食にする海の戦士(笑)、漁師まりさ達であった。 さすがに先ほど40匹の突入に耐えた部分の氷についてはこれ以上割れなかったが、 れいむ一家のところにたどり着くには足場が無い。 だがこれは、まさしく漁師まりさ達の得意分野である。 「おぼうしにのってたすけるよ!『・・・ちゃぷ』ぢべだいぃぃいいいい!?『ぐらり・・ぼちゃーん。』・・・」 お帽子に乗って救助に向かおうとした50匹近くの漁師まりさ達が、ほぼ同時にバランスを崩して川に転落した。 お帽子を挟んでいるとはいえ、川の水は水面が凍るほど冷たい。 寒さが苦手なゆっくりが、心の準備も無く水面に浮こうとすれば、 その水の冷たさにビックリしてバランスを崩してもしょうがないだろう。 「ゆべっ!ごぼぉ!ゆ、だずげで、ごぼごぼ!!」 「ゆっくりたすけるよ!このおーるさんにつかまってね!『がじっ!ぱりんっ!』ゆぴぇぇえええ!?」 ミイラ取りはミイラに・・・転落した漁師まりさを助けようとオールを伸ばして掴ませ、 氷上に引っ張り上げようとした別の漁師まりさ達だったが、 今度は引っ張り上げる側の漁師まりさ達の足元の氷が、2匹分の負荷に耐えられなくなり割れてしまう。 助け出そうとすれば引きずり込まれる、その引きずり込まれた者を助けようとして、さらに引きずり込まれる。 「やっぱりおぼうしにのってたすけるよ!つかまってね!『がじっ!ぐらり・・・ぼちゃーん。』ゆぼ、ごぼぉ・・ごぼ」 氷の上からでは危ないと思い、お帽子に乗ってから引っ張りあげようとしても、 やはり救助される側の重さと水の冷たさに耐えられず、救助する側はバランスを崩して水中に引きずり込まれていく。 氷上で遊び疲れた赤まりさ達が気付いた頃には、河川敷周辺に生きた親まりさは、一匹も残っていなかった。 ・・・そして母れいむが溺れて3分後、れいむ一家の周囲には、 肌色の丸いモノが240個ばかり水面に浮かぶ異様な光景が広がっていたのである。 一方れいむ一家はと言うと・・・ 「ゆぇーん、ゆぇ・・・ゆ?おにぇーしゃん。」 「ゆぁーん・・・どうしちゃの?」 「ありしゅおにぇーしゃんが、おきゃーしゃんをひっぱっちぇるよ!ゆっくちがんばっちぇにぇ!!」 「ゆ!しゅごーい。がんばっ・・ゆゆっ!しょーだよ!れいみゅたちもおてつだいしゅるんだよ!」 「ゆわぁ、おにぇーしゃん、あっちゃまいー!」 「ゆっへん!れいみゅはとっちぇもゆっくちしちぇるでしょー!」 「ゆっくち!ゆっくち!」 「・・・!!・・・!!(なんでもいいから、はやくてつだってぇぇ!)」 こうして結局、母れいむはおちびちゃん3匹が協力しての救助によって、 なんとか発泡スチロール板の上に引き上げられた。 そして、それからたっぷり40分後、本来水上移動の方法を知らない長女ありす達は、 周囲にたまたま浮いていた、まりさ種のお帽子から拾ったオールを使って無事対岸までたどり着いた。 もしも横着せずに橋まで回り道していたら、ちょうど今の到着位置から目の前にある道路を、 氷上遊びが出来ず残念そうにしながらも、5体満足元気いっぱいのれいむ一家が通っていたころであろう。 れいむ一家は何とか対岸に到着できた。 だが、長時間冷たい水中に漬かっていた母れいむは、 少し前からほとんどしゃべることもできずにグッタリしていた。 「ゆ゛・・・ゆぅ・・ゆ゛・・・・・・」 「みゃみゃー!ゆっくちげんきになっちぇー!」 「しゅーりしゅーり!しゅーりしゅーり!ゆぇーん、おきゃーしゃん、あっちゃかくならにゃいよー。」 母れいむの体は青ざめ、冷え切ってガタガタと震え、しかも表面はどろりと溶けかけており、 右目も両もみあげも、付け根からドロドロに溶け、抜け落ちてしまっていた。 残念ながら、手遅れであった。 「ごべ・・ね・・・お・・・びぢゃん・・・」 「ゆぁーん、ゆっくちしちぇー。」 母れいむ自身、自分の命が燃え尽きつつあることを自覚していた。 だから、母れいむは自分の命以上に大切にしていた宝物、おちびちゃん達の未来を守るため、 姉妹でも特に賢い長女ありすに、残りの命を振り絞って最後の言葉を残そうとしたのであった。 「ありず・・・あぢず・・・」 「みゃみゃ?みゃみゃー!」 「・・・ばりざに、ほいぐえん・・ぐり・・・・」 それは、まだ幼い3姉妹がおとなになるまで生き残る最良の方法を伝える言葉。 かつて母れいむがそうであったように、 『ほいくえん』に入り頼もしい保護者達の中で育ってほしい旨を伝えるものであった。 「みゃみゃ・・・ゆっくちりかいしちゃわ!」 「ゆ・・・ぐ・・・ぢでね・・・・・・び・・・」 母れいむは、おそらく野良ゆっくりでは幸運な部類と言ってよかったであろう。 少なくとも、我が子たちより先に永遠にゆっくりできて、しかも、遺言まで残せたのだから・・・ 「みゃみゃー!」 「おきゃーしゃーん!」 「ゆっくちしちぇよー!しゅーりしゅーり!しゅー・・・ゆぁーん。」 ・・・・・・。 「みゃみゃ・・・ありしゅがいもうちょたちをゆっくちさせりゅわ!」 そして、長女ありすは母れいむのメッセージをしっかりと受け取っていた。 そう、あの『ほいくえん』の保育まりさのように、妹達をしっかりと面倒見てあげてほしい、と言う、 母れいむからのメッセージを。 それが、どれほど困難であるか、そして、誤って受け取ったメッセージであると言う事を理解することも無いまま・・・・・・ ちなみにこの3時間後、『ほいくえん』にて。 保育まりさ達は、なんとかかんとか必死に駆け回って、 自分達のお布団に使えそうな量のエアクッションやら発泡スチロールチップやらを集め終えていた。 「みょ~ん。ようやくおふとん、集まったみょん。」 「もうクタクタだみょ~ん。」 「モタモタしてる暇なんて無いよ!みょん達もさっさとお布団敷いてね!」 もう外は夕暮れを迎えようとしている時間帯だ。 保育まりさも助手みょん達も、成体とはいえゆっくりである。 体の半分以上は毛皮にすら守られていない上、本来の習性に従うなら、冬ごもりが必要なほど寒さに弱い。 お布団も無しに冬の夜を過ごすなど考えられなかった。 「まりさー。いるー?」 と、その時、自分達を呼ぶ声に保育まりさ達が振り向くと、そこに一匹の成体ちぇん達がいた。 ちぇん達は、メソメソと泣いている数匹の赤まりさを連れてきている。 「まりさー。このおちびちゃんたち、おとーさんもおかーさんもいないんだよー。」 「(ゆぅ、このいそがしいときに・・・)ゆっくりわかったよ。置いていってね。」 「よかったよー。みんなー、きょうからここがおうちだよー。」 「・・・みんな?」 「ゆぁーん。まりしゃ、おきゃーしゃ・・・ゆっぐぢぃ。」 「みゃみゃー。ゆっくちできにゃいのぢぇ~。」 「まりしゃ・・・ゆぴゅぅ・・・ゆぴぇぇん。」 ちぇんが背後に声をかけると、ぞろぞろと出てくる事100匹近く。 大量の赤まりさ達が、ちぇんのつがいであろう成体ありすに連れられて、 泣きながら『ほいくえん』に入ってきた。 言うまでも無く、この赤まりさ達は、川で全滅した漁師まりさ達の忘れ形見達である。 両親や姉、お隣さん達をまとめて失って、河川敷から川を見て泣き続けていた所を、 ちぇんとありすが見つけてここまで案内してきたのであった。 「さすがまりさ、とってもとかいはね!じゃあ、あとはよろしくね!」 「みょ、みょん?これ全部?みょん?」 「わかるよー。たいへんだけど、まりさならだいじょうぶだよー。じゃあ、あとはよろしくだよー。」 「・・・なんなの?・・・・・・何があったのぉぉぉおお!?」 この日、保育まりさ達は、ほいくえんの拡張工事に追われた挙句、 せっかく集めてきた自分達用のお布団まで赤まりさ達に使われる羽目となり、 寒さに凍えつつお互いにすーりすーりしながら眠れぬ夜を過ごすことになったのであった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− そして、波乱の多かった一日が終わり、またゆっくり達が深い眠りに着く夜がやってくる。 れいむ一家、いや、今ではありす姉妹と言った方が正確かもしれない。 ありす姉妹は、母れいむがいなくなってすっかり広くなってしまったおうちに戻って来ていた。 おうちに帰ると、まずは発泡スチロール板を小さく砕いて、おうちの床に敷き詰める。 特におうちの一番奥は、普段眠る場所なので、こんもり山ができるくらい積み上げ、 一部を少しへこましてベッドらしきものまで作った。 「ゆわーい!ふーわふーわしちぇるにぇ!」 「ゆぅぅん!おふとんにもぐりゅと、あっちゃかーい!」 ぽよん!ぽよん! 「ゆふふ、おふとんのうえであしょぶのは、ときゃいはじゃにゃいわ。」 そして『ほいくえん』で勉強したとおり、350mlペットボトルに鍋に貯めていた雨水を入れて、 秘蔵の天然干し柿(地面に落ちて長く放置されていた柿)を放り込んで、長女ありすが体温で温める。 「ゆわーい!ありしゅおにぇーしゃん、ありがちょー!」 「ぺーりょぺーりょ、ちあわちぇー!」 「ゆふふ、たくしゃんあるから、ゆっくちのんでにぇ。」 「「ゆっくちー!」」 ホットあまあまも大好評。 これで今後は、妹れいむ達も『べんぴ』に悩まされる心配はなさそうだ。 ごはんも母れいむの分が必要無くなったので、数日分の蓄えもある。 母れいむのお手伝いをしながら色々知識を吸収してきていたので、体格がモノを言う、 たとえばケンカ等以外なら、長女ありすにも母れいむの代わりは務めれるであろう。 とりあえず今日のところは、長女ありすの母親デビューは及第点と言ったところだろうか。 「ありしゅ、みゃみゃのぶんまで、いもうとたちをゆっくちさせりゅわ!」 ありすは誓う。 自分が妹達を立派に育て上げてみせると。 「ゆっくちみててにぇ!みゃみゃ!!」 その誓い、その決意が、小学生の気まぐれな暴力にもかなわない、 限りなく無力なものである事に気づくことも無く。 「おにぇーしゃーん!ゆっくちしゅーやしゅーやしようにぇ!」 「ゆふふふ。ありしゅも、ゆっくちしゅーやしゅーやするわにぇ。」 「ありしゅおにぇーしゃん・・・あっちゃかーい。」 「しゅーりしゅーり・・・」 いつまでこの幸福が続くのか、それは、人間さんでもわからない。 ゆっくりは儚く、弱く、どれだけ保護してやったとしても簡単に自滅していくのだから。 長女ありすもいつかは気づくだろう、自分と、ゆっくりの無力さに。 だが、少なくともこの夜の長女ありすの寝顔は、姉として、母として、 期待と、希望と、決意に満ちた、とてもゆっくりした表情を映していた。 長女ありすは信じていたのだ。 自分と、自分の妹達が、いつかきっと本当の意味でのゆっくりを手に入れられると。 根拠などなにも無い。 だが、それでいいのだ。 ありすもまた、何の変哲もない、一匹のゆっくりにすぎないのだから。 挿絵 by嘆きあき 餡小話掲載作品(またちゃんと整理します。) 『町れいむ一家の四季』シリーズ 前日談 ふたば系ゆっくりいじめ 522 とてもゆっくりしたおうち ふたば系ゆっくりいじめ 628 ゆきのなか ふたば系ゆっくりいじめ 753 原点に戻ってみる ふたば系ゆっくりいじめ 762 秋の実り 『町れいむ一家の四季』シリーズ(ストーリー展開順・おまけはそうでもない) 春-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 161 春の恵みさんでゆっくりするよ 春-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 154 竜巻さんでゆっくりしようね 春-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 165 お姉さんのまりさ飼育日記(おまけ) 春-2-3. ふたば系ゆっくりいじめ 178 お姉さんとまりさのはじめてのおつかい(おまけ) 春-2-4. ふたば系ゆっくりいじめ 167 ちぇんの素晴らしきゆん生(おまけ) 春-2-5. ふたば系ゆっくりいじめ 206 町の赤ゆの生きる道(おまけ) 夏-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 137 真夏はゆっくりできるね 夏-1-2. ふたば系ゆっくりいじめ 139 ゆっくりのみるゆめ(おまけ) 夏-1-3. ふたば系ゆっくりいじめ 734 未成ゆん(おまけ) 夏-1-4. ふたば系ゆっくりいじめ 678 飼われいむはおちびちゃんが欲しい(おまけ) 夏-1-5. ふたば系ゆっくりいじめ 174 ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ(おまけ) 夏-1-6. ふたば系ゆっくりいじめ 235 てんこのインモラルスタディ(おまけ) 夏-1-7. ふたば系ゆっくりいじめ 142 ゆうかりんのご奉仕授業(おまけ) 夏-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 146 雨さんはゆっくりしてるね 夏-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 205 末っ子れいむの帰還 秋-1. ふたば系ゆっくりいじめ 186 台風さんでゆっくりしたいよ 秋-2. ふたば系ゆっくりいじめ 271 都会の雨さんもゆっくりしてるね 冬-1. ふたば系ゆっくりいじめ 490 ゆっくりしたハロウィンさん 冬-2. 本作品 『町れいむ一家の四季』シリーズ 後日談 ふたば系ゆっくりいじめ 132 俺の嫁ゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 148 ここはみんなのおうち宣言 ふたば系ゆっくりいじめ 224 レイパーズブレイド前篇(仮) ふたば系ゆっくりいじめ 249 Yの閃光 ふたば系ゆっくりいじめ 333 銘菓湯栗饅頭 ふたば系ゆっくりいじめ 376 飼いゆっくりれいむ ふたば系ゆっくりいじめ 409 町ゆっくりの食料事情 ふたば系ゆっくりいじめ 436 苦悩に満ちたゆん生 ふたば系ゆっくりいじめ 662 野良ゆっくりがやってきた ふたば系ゆっくりいじめ 807 家出まりさの反省 その他(舞台設定のみ共有) ふたば系ゆっくりいじめ 157 ぱちゅりおばさんの事件簿 ふたば系ゆっくりいじめ 305 ゆっくりちるのの生態 ふたば系ゆっくりいじめ 854 ごく普通のゆっくりショップ ふたば系ゆっくりいじめ 873 ゆっくり向けの節分 D.Oの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 唐草はこれだけ色々体験しといて鬼威惨との初対面あれだったのかよwww -- 2015-09-03 01 19 24 このれいむには母性(笑)があまりないっぽいな むしろこれなら母性に近い -- 2013-11-30 15 17 20 保育まりさとみょんが良い奴すぎるんだけどこいつらなんでこんなことしてるんだ -- 2013-07-31 14 07 02 まりさドンマイすぎるwwww -- 2011-12-04 19 33 10 100を超えるゆっくりの大群が迫り来る光景。虐待鬼威山が見たら狂喜乱舞するんだろうか? -- 2010-12-14 03 07 57 早く続きが読みたいです・・・・・・ -- 2010-11-26 10 17 21 レスキュー(笑) 思わず吹いたわww -- 2010-11-22 22 29 22 250匹がアホやって死ぬとかワロタ -- 2010-11-07 19 33 06 あぁ、カス饅頭が街を汚す話か -- 2010-10-22 12 38 16 レスキューまりさのあほぶりに吹いた -- 2010-08-24 23 43 42 こいつらには是非不幸のどん底に堕ちてもらいたい。ほんの少しでも幸せになどなるなよ。 -- 2010-08-24 21 19 10 唐草れいむはゆっくりプレイスに辿り着けたね -- 2010-08-17 18 57 06 幼稚園や小学校低学年向けの教材として使えそうなくらいの良い作品だなぁ。 それと、唐草れいむ…ここが君の原点か。…苦労したんだね。 -- 2010-07-09 22 36 27 そうか・・・末っ子れいむ 君があのれいむだったのか -- 2010-06-27 20 28 34